「推し活」が、だいぶ浸透してきた昨今。この潮流を逃すまいと、今回は「推し」という切り口でお届けします(ちょっと乗り遅れ気味?笑)。
年齢もバックグラウンドも異なる編集部員ですが、長野県のおいしいものが大好きなことはみんな一緒。
ということで、「長野県のおいしい食べ方」編集部員が、それぞれの「推し」をご紹介します!
編集部員〈おとうふ〉の推し
広報担当者になって3年目。生まれも育ちも長野県、生粋「信州産」の私〈おとうふ〉ですが、恥ずかしながら、この仕事に就いて初めて長野県の農業に近づくことになりました。
品種ごとの旬や味わい、農家さんの努力など、知れば知るほど、農畜産物がおいしく愛おしく感じられます。そんな私の「推し」の信州産を2つご紹介します!
推しの信州産その1・あんず
あんずを「生」で食べられることを知ったときの衝撃と、そのおいしさ! 花もかわいいのです。
長野県はあんずの生産が盛ん。流通量は少ないですが、信州らしい果物のひとつだと思います。推し品種は、生食用の「ハーコット」!
とにかく香りが良い! 追熟させれば、得も言われぬ甘〜い香りに包まれます。ひと口食べれば果汁がしたたり…本当にわずかな時期しか食べられないレア果物ですが、ぜひ信州産を食べてほしい!
ああ、早く旬の時期にならないかな…

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推しの信州産その2・(やっぱり)りんご
長野県は言わずと知れたりんご大国ですが、栽培品種も種類豊富。
私の推し品種は、酸味がしっかりのって果汁たっぷり、可食部が多い(お得)な「シナノゴールド」です。
甘いのが好きな方には「シナノホッペ」や「シナノスイート」、濃厚な味わいが好みなら「秋映」をおすすめします。

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長野県の旧国名「シナノ」が冠されている品種は、長野県生まれの証です。その品種開発には、それはそれは長い時間を要するのです。
安曇野の畑から生まれるりんごを追いかけて〜生産現場編~
個人的にも力を入れた記事。普段口にするりんごはどこからやってくるのか? 併せて「流通現場編」もご覧ください 。
編集部員〈ちゅん〉の推し
長野県に生まれ、素敵な景色と豊かな自然に囲まれ育った私〈ちゅん〉は、在職4年目のZ世代。長野県を巡り、旬のおいしい農畜産物を食べるのが大好き!
なのですが…じつは「果物全般アレルギー」なのです。ですから「野菜担当」として記事を書いています。そんな私の「推し」の信州産を2つご紹介します。
推しの信州産その1・雪中キャベツ
甘くてみずみずしく、柔らかく、そしてシャキシャキな食感に衝撃を受けたのが「雪中キャベツ」。夏に種をまき、根を張らせたまま1.5mほど積る雪の中で越冬させます。
雪の中で熟成されて〝えぐみ〟が消え、自然の甘さとシャキとろ食感が楽しめる唯一無二の冬キャベツです。
小谷村を中心に栽培され、信州伝統野菜に認定され、県内外から毎年たくさんのお客さんが買い求めに来る人気商品なのです。

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信州・小谷村の甘〜い「雪中キャベツ」
「雪中」とは、まさに信州らしい響き! 豪雪地帯ならではのひと味もふた味もちがうキャベツです。
推しの信州産その2・白ナス
子どもの頃からナスが苦手だったのですが、取材した農家さんから、焼くだけでトロットロになる不思議なナス、「通称とろなす」を教えていただき、皮が真っ白なナスを購入してみました。
焼いて食べたら、言われたとおりのとろ~り食感。ナス独特のクセがなく、とてもおいしかったです。今では直売所などで見つけるたびにリピートしちゃうほど推しています。
ナスが苦手なお子さんにも、ぜひ食べてほしいおすすめ農産物です。

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編集部員〈モンブラン〉の推し
当サイトの技術的なサポート役として、いつも編集部員を陰からひっそりと支える〈モンブラン〉と申します。
「長野歴=年齢」の正真正銘の信州人。果物が大好きで、加工されたものより生で食べることが何よりの喜びなので、旬の味でなければ満足できないという性分です。
近年は保存技術がとても良くなり、旬でなくても食べられますが、やはり本来の実りの季節にいただくのは、いいものですよね。
推しの信州産・ブルーベリー
長野県は全国有数のブルーベリー産地! じつは庭でも、大きいプランターでも、家庭でブルーベリーを育てることができちゃいます。
我が家にも何本か木がありますが、おいしいものには害虫がつきもの。背筋がゾワゾワするくらい、それはもう大きな毛虫がつくので、農家さんの苦労も想像に難くないですね。
一粒ずつ味わうのも良いですが、手のひらにいくつものせて「ばくんっ!」と頬ばる贅沢食べもおすすめです。

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一粒一粒丁寧に。南信州のブルーベリー
生産者の丁寧な仕事をご覧いただくと、おいしさもひとしお。じつはいろいろある品種にもご注目!
編集部員〈やすのり〉の推し
「長野県のおいしい食べ方」に関わって、早や二十数年。菅平高原の麓、上田市在住。「長野県のおいしさ」は想像以上に奥が深く、これだけ長くやっても、まだ味わい尽くした感がありません。
推しの信州産・菅平高原のレタス
長野県には高原野菜の産地が多いのですが、そのなかでも私の推しは「菅平高原のレタス」。
菅平は言わずと知れたラグビーの聖地で、レタスもラグビー合宿も標高の高い高原を適地としています。
レタス畑の隣のグラウンドでJAPANラグビーが日々強化され、選手も毎日このレタスにかぶりついている…と想像しながら食べると、今日も元気に過ごせます!

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あの菅平高原は、レタスの天国でした!
暑い夏にシャキシャキのレタス、おいしいですよね。夏場の生産を支える高冷地栽培、長野県ならではです。
編集部員〈さかな〉の推し
普段は裏方ですが、たま〜に記事を書いている、さかなです。実家が桃・りんご農家なので、ここは「桃とりんご…!」と言いたいところですが、桃もりんごもお好きな方が多いので、ここはあえて別の推しを紹介したいと思います。
推しの信州産その1・シャクヤク
食べ物ではありませんが、長野県は花の生産も多い地域なのです!植物が好きなので、部屋に季節に合わせて花を置いています。特にお気に入りの花はシャクヤク。大きくて色も鮮やか。
旅行中に購入するのは難しいかもしれませんが、直売所で買う花はとっても長持ちします。ぜひ一度花コーナーものぞいてみてください。

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うるわしのシャクヤク、長野県が日本一の産地
じつは長野県はシャクヤクの生産量が全国1位。種類もたくさんあるのです。
推しの信州産その2・市田柿
昔は干し柿が苦手でしたが、市田柿を食べてから冬のおやつに取り入れるくらい大好きになりました。
ドライフルーツなので甘さはしっかりあるのですが、いくつでも食べれてしまう上品な甘さです。
噛み切りやすい、やわらかな食感も良いです。クリームチーズと合わせて、ブランデーやウィスキーと一緒に最高の晩酌を楽しめます。
私は登山もやるので、冬の行動食にもぴったりです。

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南信州特産の「市田柿」
南信州を代表する特産品。市田柿のおいしさの秘密を探りにいきました。
いかがでしたか。シーズンも品目もばらばら。「長野ってこんなにいろいろおいしいものがあるんだ!」と感じていただけたら幸いです。
当サイトが「長野県のおいしい食べ方」と名づけられているとおり、私たち編集部員は「長野県のおいしいものを、みなさんに知ってほしい、食べてほしい」と思いながら、日々運営をしています。
ある意味「推し活」が私たちの仕事。読者のみなさまも一緒に信州産を推していただければうれしいです。
みなさま「推し」の信州産も、ぜひ教えてください!