2024年9月25日。今回の配信日に「長野県のおいしい食べ方」メールマガジンは、なんと800号を迎えます!
ネット黎明期の2002年に企画が開始され、長野県の農業の現場や伝統食、地域の飲食店などを職員が現地で取材し、ブログとして掲載してきました。じつは20年以上の歴史を持つサイトなのです。
改めて、長野県のおいしい食べ方とは?
運営元はJA長野中央会という大変真面目な組織ではありますが、ここでは「長野県農業に興味をもってもらいたい!」「知ってもらいたい!」「楽しんでもらいたい!」という気持ちを、職員各々の個性と情熱をもって、楽しい臨場感とともに直接みなさまにお伝えできる貴重な場だと思っております。
企画発足から数え、編集長は私〈おとうふ〉が11代目だそうです。
発足当時のことは当然知らないのですが「長野県農業を知ってもらい、楽しんでもらいたい」という気持ちはきっと、歴代関わった職員みな同じはず。もちろん私もそんな気持ち楽しみながら、先輩方のバトンをつなぎたいと思っています。
さて、掲載した記事は数千本以上(諸事情により掲載を中止した記事も少なからずあります)。
800号という節目を迎える記事を作成するにあたり、ふと気づいたのは、人気記事の公表をしたことがなかったかも……。ということで、あまたある中から人気の記事ベスト3をご紹介します!
メルマガ登録の方は読んだことがあるかもしれません。「初めて見た!」という方はこの機会に、人気記事から当サイトにハマってみてください(希望的観測)。
それでは参りましょう!
第3位 体によく効く「えのき氷」はこうやって作る
2010年3月9日の記事です。公開は約10年前ですが、常に閲覧数の多い記事です!
▼記事はこちら
体によく効く「えのき氷」はこうやって作る
折しも先日(2024年7月25日)放送されたテレビ番組「秘密のケンミンSHOW極」でも長野県・中野市のえのき氷が紹介され、再び注目を集めました。
この記事に出てくださっているJA中野市の元代表理事組合長の阿藤さん。記事中でえのき氷に加えて、えのき酒も紹介されていますが、先日の番組でも同じものを紹介されており「まったくブレてない!」と感動しました。
JA中野市はエノキタケの生産量が全国1位。受け継がれるノウハウで高品質なエノキタケを作り続けている地域です。
えのき氷を作るのは、ちょっと手間と根気が必要ですね‥でも大丈夫。販売もされています。こちらの記事を読んで、ぜひ、えのき氷に挑戦してみてください!
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第2位 ルバーブのことをもっと知りたく思いました
2009年6月9日の記事です。
▼記事はこちら
ルバーブのことをもっと知りたく思いました
みなさまは「ルバーブ」という野菜をご存知ですか? 長野県は国内でも有数の生産地ですが、ルバーブ自体がちょっとニッチな作物ですね。
こちらの記事では、長野県信濃町でどのようにしてルバーブが生産されるようになったのか、その経過まで紐解く内容となっています。
さらに、写真つきでレシピの紹介も!こちらの記事をご覧いただくことが、もうルバーブマスターへの近道だと確信いたします。
信濃町はルバーブのほかに、ブルーベリーやとうもろこしの名産地です。また、ナツハゼという、これまたニッチな作物の栽培も盛んです。
地域の気候に合った作物を探し、技術を受け継ぎながら長い年月をかけて産地化していく生産者の努力には本当に頭が下がります。
この記事は長野県農産物へのマニアックな興味を満たしてくれること請け合いです!
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第1位 新しくて懐かしい「桑の実」を知っていますか?
栄えある第1位は、2017年6月20日のこちらの記事です!
▼記事はこちら
新しくて懐かしい「桑の実」を知っていますか?
とにかく常に読んでいただいている記事です。ちなみにみなさま、「桑」はご存知ですか?
製糸に欠かせない「お蚕さま」の食べ物が桑の葉です。かつて日本経済を支えた養蚕業ですが、時代は変わり、桑畑はほかの作物を育てる農地や、はたまた住宅地へと姿を変え、すっかりなくなってしまいました。
そんな桑の木は、6月ごろになると黒に近い赤いつぶつぶの実をつけます。私もかつて、通学路にぽつぽつ生えていた桑の木になる実を「グミ」と呼んで、つまんで食べていました(桑の実を「グミ」と呼ぶのは、私だけ…? 情報求む!)。
店頭に並ぶフルーツにはない、甘さ控えめの野趣あふれる味わい。日本の歴史と、幼い頃の思い出がよみがえるノスタルジック木の実、それが桑の実です。
今では忘れられかけている「桑の実」を、この記事で思い出してみてください。
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ちなみに筆者は「お蚕さま」が大好き! 幼虫の真っ白さらさらボディも、成虫のふかふかぽてぽてフォルムも、とても愛らしいですし、野生への回能力を失って、人間なしでは生きられない切なさにも、養蚕の歴史を感じます。
おまけ 現担当者のイチオシ記事!
長いサイトの歴史の中で、今記事制作や運営を担当している職員は主に2名。
「おいたべ(おいしい食べ方)」ファンでいてくださる全国のみなさま(いてくださるのだろうか…)に、より身近に感じてもらえるよう、自己紹介も兼ねて、現担当者の思い出記事をご紹介します。
メイン担当 おとうふ
2023年、前任の「ゆっけ」から主担当を引き継ぎました。取材は毎回楽しくて仕方ないですが、いかに書いて伝えるかは毎回めちゃくちゃ苦しみます(笑)
ベスト3と言いつつ、はっきり言って全部の記事に思い入れがありますが、何とか選びました。
おとうふの思い出記事ベスト3
1.南信州から全国、そして世界へ旅立つ信州牛(2023.7.26)
初めてひとりで取材した記事でした。取材地までの距離もかなりあり、ドキドキしっぱなし(運転ニガテ)。特に畜産現場は「命をいただく」ことを特に自覚します。
2.まるでスイーツ!甘さ際立つ黄色すいか「金色羅皇」を味わおう (2024.7.24)
朝4時半に現地入りで半日くらい、ほぼ密着で取材しました。普段は決して見ることのないすいかの収穫風景。イケメンたちによるすいかのパスリレーは必見です(笑)
3.美しく、おいしいぶどうが実るまで(2023.8.23)
現地に何回も足を運んで取材しました。ゆっけ先輩が作成した前半との合作です。「この過程を経るから、ぶどうは高いんだ」と改めて実感。とにかく暑くて、その中で作業する生産者の苦労の一端を感じました。
〇担当者からひと言
今まで農業に直接触れたことがないまま広報担当になったため、見るモノすべてが新鮮です。その中で知識もつけつつ、この新鮮な目線を忘れないよう、読んだ方が一緒に見ているような記事を目指してます!長野県のおいしさ伝われ~~~!
公式Xの投稿も担当していますので、ぜひフォローお願いします!
サブ担当 ちゅん
2022年から前任の「ゆっけ」とともに担当。若いながらとにかくまじめでしっかり者で、いつもおとうふ(年上)をつついてくれています(笑)
そんな彼女の思い出記事ベスト3はこちら!
3.天竜川と豊かな自然が育むJAみなみ信州の「豊水」 (2023.9.27)
「生産者さんが飼っていたヤギのデーデー……かわいかったです」
2.長野県千曲市から世界を魅了するリシアンサス (2024.5.24)
「地元なので思い入れも深いです。一般的にはトルコギキョウの名前で知られている花ですが、リシアンサスという呼び方だと特別感が増しますね。カラーバリエーション豊富で、見ていて楽しかったです」
1.8月まで旬!赤い宝石が輝くスイートコーン「大和ルージュ」 (2024.8.21)
「とにかく明るい生産者の方で、農業の次世代を担う気持ちを感じました。やりがいをもって取り組んでおられて、その表情がキラキラと輝いているのが印象的でした」
〇担当者からひと言
こんにちは!編集部のZ世代ちゅんです。長野県の農畜産物はおいしいものがたくさんあり、知らない農産物を見つけると「ブログでお知らせしたいな~」と思います。生産現場の様子を動画で伝え、多くの人に知ってもらえたらと思っています。今後もたくさんの情報をお伝えしていきますので、楽しみにしていてください!
800号という節目を迎えましたが、これからもサイトに対する姿勢は変わりません。その一方で、ご覧いただいたみなさまが長野県の農業に興味をもつきっかけになれるよう、常にアップデートしていきたいと思っています。
これからもみなさまがこのサイトで楽しい時間を過ごしていただけるよう、がんばっていきますね。目指せメルマガ900号!今後ともよろしくお願いいたします。