突然ですが、玄米を食べたことはありますか?
玄米を精米したものが白米であり、白米よりも栄養価が高いのは周知のこと。
でも「普通の炊飯で食べられるの?」「水に長時間浸さなきゃいけないんだよね? 面倒くさい…」「健康にいいのはわかってはいるんだけど、ぼそぼそしてあんまりおいしくない…」。こんな感じで、なかなか口にする機会がないのではないでしょうか(筆者がまさにこれ)。
そんな感想をくつがえす、食べやすさと栄養を両立した「金芽米ロウカット玄米」が2025年7月7日、JA上伊那から発売されました。早速、ご紹介します!

※「金芽」「ロウカット玄米」は、東洋ライス株式会社の登録商標です。
県内有数の米どころ・上伊那
長野県の南部に位置する上伊那は「伊那谷」とも呼ばれ、中央アルプスと南アルプスに囲まれ、南北に沿って天竜川が流れます。高い山に囲まれ、台風などの気象災害が少なく、栄養たっぷりの雪解け水で育つお米が評判の産地です。

金芽ロウカット玄米の原料は、もちろん上伊那産コシヒカリ100%。お米をおいしい状態で保つには温度や湿度の管理が必須ですが、上伊那のカントリーエレベーターで徹底管理されたお米を使っています。
▼上伊那のお米貯蔵施設について取材した記事はこちら
おいしい上伊那のお米の秘密に迫る!カントリーエレベーターに潜入
「カントリーエレベーターって何?」という方はぜひご覧ください!
JA上伊那 南部カントリーエレベーター
おいしくて食べやすい!金芽ロウカット玄米の特徴
玄米が健康にいいとはわかっていても、白米と比較したときの味わいと扱いづらさがネックになります。
そこで金芽ロウカット玄米は、米卸業者「東洋ライス」の「サイタマ工場」(埼玉県坂戸市)で特殊な精米技術を用いて「玄米の栄養を保ちつつ、白米のおいしさと手軽さ」を両立しています。

特徴1:ふっくらもちもち、白米のような食味
「ロウカット」の名前のとおり、玄米のロウ層といわれるものを取り除いています。稲の種子である玄米は、生育条件が整うまで吸水して発芽しないよう、防水性の高い層(ロウ層)で覆われています。このロウ層が「食べにくく消化が悪い」「炊飯が手間」といったデメリットにつながっています。この「ロウ」を「カット」することで白米のような食味を実現しているのです。
特徴2:玄米の栄養はしっかり残し、消化も◎
ロウ層を除去することで、消化の良さは白米に近くなる一方、ぬかに含まれる栄養素はしっかり残っています。そのため、コレステロール低減効果や脳の機能劣化防止の効果があるといわれるγオリザノールをはじめ、ナイアシン、カルシウム、ビタミンなどが白米よりも多く含まれています。
特徴3:カロリーオフ!
炊飯時に白米より多く吸水するため、炊いたご飯100gあたりの糖質は、白米に比べて32%、カロリーは30%OFF! ダイエット中の心強い味方ですね。
特徴4:炊飯は白米モード、しかも無洗米!
通常の玄米は炊くまでに20時間の浸水が必要ですが、金芽米ロウカット玄米の浸水時間は1時間でOK。通常の炊飯モードでふっくら炊けます。
販売担当者直伝、おいしい炊き方
金芽米ロウカット玄米の販売担当者に、おいしい炊き方を教えてもらいました。
1、お米は洗いません。無洗米なので洗わなくてOK!
2、水加減は玄米1:水1.5(水はもっと少目でいいかも、とのこと)。
ここで注意点。炊飯器の最大容量で炊くと、水が多いため吹きこぼれます。炊飯量の目安は、最大容量の5〜6割程度で!
3、1時間以上、浸水します。
4、炊飯器の「白米」モードで炊きます。
思ったより簡単で、これなら気軽に玄米が食べられそう!
我が家初の玄米炊飯、金芽ロウカット玄米を実食!
筆者もいただいた「金芽米ロウカット玄米」を実食しました。
冒頭の「普通の炊飯で食べられるの?」「水に長時間浸さなきゃいけないんだよね?面倒くさい」まさにこの気持ちで、これまで玄米を炊いたことはなく、今回が初めての玄米炊飯です。
さあ、気合入れて炊きます(炊飯器が)!
炊飯前のお米はこんな感じ。2合炊いてみます。

水を入れて…、その前の浸水を忘れるという痛恨のミス!(みんなは気をつけてね)

いつも白米を炊く際の「エコ炊飯モード」で炊飯スタート!

炊き立てはこんな感じ(カメラが曇る前の一瞬で撮影)。

しっかり混ぜて少し蒸らします。

盛りつけるとこんな感じ。

暑い季節はカレーでしょ!ということで、夏野菜と一緒にヘルシーにただきます!

クセはまったくなく、ちょっと歯応えのある感じが、むしろおいしい!
浸水し忘れたため、やや水不足感がありましたが、普通のお米と同様に炊いておいしく食べられます!
これであこがれの玄米生活が始まった…
みなさんもぜひ、手軽でおいしい上伊那産「金芽ロウカット玄米」で玄米デビューしてみてください♪