20年以上にわたって続く「長野県のおいしい食べ方」。お酒好きの歴代編集部員が「食べるだけが長野県じゃない!」との心意気で、これまで数々のお酒を記事にしてきました。
今回は、長野県の農産物を使ったお酒から、特徴的なものをご紹介します。まとめ記事「長野県のおいしい呑み方」としてお楽しみください。
1.「風さやか」100%の日本酒「夢現」
長野県のオリジナル米の「風さやか」を100%使った日本酒「夢現(ゆめうつつ)」です。

地元のJA職員と酒造メーカーのコラボにより商品化。消費者と農業者の互いの顔が見え、話ができる関係になるという「夢」を「現」にし、地域全体を元気にしたいという想いを込めて名づけています。
数量に限りがあるため丸子地区でしか販売していませんが、お出かけの際には、ぜひお買い求めください。
▼製作の舞台裏を取材した記事はこちら!
風さやか100%の日本酒にかけるJA職員の夢
購入できる場所
JA信州うえだ丸子地区事業部 西内店
住所|長野県上田市平井1741-1
TEL|0268-44-2311
営業時間|平日8:30~17:00

2.ホップ自家栽培の「志賀高原ビール」
ビールの原料となる「ホップ」を自家栽培している「志賀高原ビール」です。

自らホップ栽培をするブルワリーは全国でも少数派。さらにホップだけではなく、酒米や麦、そば、ブルーベリー、ラズベリーなどさまざまな原料を栽培し、楽しみながら商品化に取り組んでいます。
▼ホップの収穫に潜入した編集部員の記事はこちら!
ホップを収穫して味わう「志賀高原ビール」のおいしさ
購入できる場所

3.レタス焼酎「萵苣」
少々変わり種!? 生産量日本一の長野県らしい、レタスの焼酎「萵苣(ちしゃ)」。「ちしゃ」はレタスの和名です。地元のJA佐久浅間が企画し、2005年から販売しています。

1本に約6個分のレタスを使い、レタスを想わせるやさしい香り、ほのかな甘み、喉ごしの良さ、さっぱりとした口あたりが好評です。
▼特集記事はこちら!
レタスからやさしい焼酎が生まれました
購入できる場所

4.坂城特産の「ねずみ大根焼酎」
ねずみ型の小ぶりな「ねずみ大根」は長野県・坂城町の特産です。この辛味のある大根を使った焼酎は2008年から販売されています。

ねずみ大根は強烈な辛味がありますが、発酵前に大根を蒸すことで辛味がなくなります。ロックや水割り、お湯割りなどさまざまな飲み方で、大根のほのかな香りが堪能できます。
▼特集記事はこちら!
ねずみ年にねずみ大根の焼酎が誕生しました
購入できる場所

5.シードル「ザ・コージー」
若手のりんご農家が造ったシードル「THE・COZY(ザ・コージー)」。

商品名は、メンバーの多くが生産を行う長野県飯田市の座光寺(ざこうじ)という地名と、英語「COZY(居心地の良い)」をかけて名づけました。
原料のりんごは加工用ではなく、生食用の品質が高いものを使い、定番以外のさまざまな品種を配合率を変えて加え、味の深みを出しています。
辛口・甘口、ハーフサイズなど、好みに合わせて楽しめるはず。農家が自信をもっておすすめするシードルを、ぜひご賞味ください。
▼生産者への取材記事はこちら!
生産者発!南信州生まれのシードル「THE・COZY」
購入できる場所



県内にはまだまだ、その土地や作物ならではの特色あるお酒がたくさんありそうです。今後の「長野県のおいしい呑み方」にも、ぜひご注目ください。