信州も秋めいてきました。直売所の店頭にはりんごをはじめ、ぶどうや梨といった秋の味覚がぎっしり並び始めています。
そんな9月のある日、長野県佐久市にある道の駅「ヘルシーテラス佐久南」へ行ってきました。
店頭にはさまざまな品種のりんごがどっさり!
広い店内には地元の農産物はもちろん、オリジナルの加工品がそろい、佐久の特産品である鯉のメニューが食べられるレストランも併設されています。
何時間いても飽きないテーマパークのような店内にワクワクしっぱなし!

アクセス良好!道の駅ヘルシーテラス佐久南
道の駅ヘルシーテラス佐久南は2017年にオープンし、今年で8周年をむかえます。中部横断自動車道の佐久南ICを降りて約1分、アクセス良好な立地です。
JA佐久浅間の駅長、青木秀俊さんによると、お客さんの約6割が県外からだそうで、なかでも埼玉・群馬・山梨・東京・神奈川・千葉からのリピーターが多いようです。

高い天井と木の温もりを感じる店内は歩いているだけで楽しい! 県内の直売所では令和5年度の売上高1位を誇り、全国でも上位に位置しています。

自慢の朝採れ高原野菜
佐久地域といえば、高原野菜が自慢。生産者が持ち込んだ新鮮な朝採れのレタスやキャベツがどっさり! 水分たっぷりの張りのある葉っぱから鮮度の良さが伝わります。



果物も盛りだくさん。佐久特産プルーンに注目!
もちろん、くだものも豊富! 特に注目していただきたいのがプルーン。佐久エリアは、長野県が全国生産量1位のプルーンの一大産地なのです。

プルーンを生で食べる機会は、なかなかないのでは?! ここではぜひプルーンを買って帰りましょう!

品種リレーで、いつ来てもちがった味わいのプルーンが楽しめます
豊富なラインナップのPB商品をお土産に!
ヘルシーテラス佐久南オリジナルのPB(プライベート・ブランド)商品も充実しています。地元らしさ抜群でお土産にもおすすめです。
青木駅長に聞いた売れ筋ベスト3を、第3位から紹介します。
第3位「味噌ラスク」
地元の「平賀味噌」を使用。平賀味噌はまろやかな味わいが特徴だそうです!

第2位「チーズケーキ」
地元の名産「望月高原ヨーグルト」を使用したひと口サイズ(実際はふた口かも?)のチーズケーキ。ヨーグルトならではのさっぱりした味わいが特徴です。

第1位「望月高原ヨーグルト」
やっぱりこれ! 地元で30年以上愛されているロングセラー。地元生産者から供給されr生乳をすぐに加工するため、鮮度ばつぐん。まろやかな口当たりとやさしい甘さが飲みやすい!

そして筆者の個人的なおすすめは、ヨーグルト風味ポップコーン♡

こちらも望月高原ヨーグルトを使用した商品です。
筆者はこういうポップコーンに目がないのです(笑)。ヨーグルトのさわやかさと甘みがしっかり感じられ、無限に食べられます。
佐久市出身・武論尊さんの「北斗の拳」グッズも!
きれいなお花もそろってます
ヘルシーテラス佐久南を運営するJA佐久浅間では花の生産にも力を入れており、なかでもカーネーションの生産は県内でもトップクラス。

入口付近で、うるわしい花が出迎えてくれます。



鯉に恋する郷土料理レストラン「咲恋テラス」
レストラン「咲恋テラス」では、地元食材を使ったメニューが大人気!

気になるのは、やはり「鯉」! 佐久地域では鯉を食べる習慣があり、店にも鯉メニューが並びます。
内臓を残したまま筒切りにした鯉を味噌で煮込んだ「鯉こく」と、これまた筒切りにした鯉を砂糖と醤油で煮込んだ「鯉のうま煮」を注文してみました(欲張り…)。
じつは筆者、長野県民でありながら鯉を食するのが初めて。
鯉のうま煮
取り分けた後の鯉こく(食前の撮影を失念…)
クセがあるので、好き嫌いが分かれると思いますが、私の感想は「おいしい!」
身はふわっとしてやわらかく、臭みはありませんでした。ただし小骨が非常に多いので、要注意です。
駅長いわく「ここでは注文すればすぐに食べられます」。市内で鯉料理を食べる場合、専門店でも予約が必要な場合が多いそうです。
(恥を忍んで言いますよ)食べれば佐久の鯉に恋しちゃうかも!

そのほかに、平賀味噌(味噌ラスクにも使用)のタレがのる味噌カツもおいしかった…
平賀味噌は店頭でも販売しています
直売所って新鮮!おいしい!楽しい!
道の駅ヘルシーテラス佐久南には、およそ500人の生産者が丹精込めて作った新鮮な農産物が並びます。
開店前に生産者が自慢の新鮮農産物を自ら並べます。緑の帽子が生産者の証
行く時期によって並ぶものは変わるので、何度訪れても、飽きるどころか新しい発見があります。
これからのシーズンは食欲の秋を彩る農産物がたくさん並びます。スーパーではお目にかかれない珍しい品種の野菜や果物にも出会えますよ!
ぜひ足を運んで、今しか味わえない旬の味覚を楽しみましょう!
おまけ・生きてる!佐久の小ブナ
佐久地域では小ブナの養殖が盛ん! 地元の郷土食として親しまれ、水田で約3か月間養殖して、生きたまま出荷されます。