暑い夏の日には、仕事が終わってビールを一杯、寒い冬の日には熱燗をちびちび。でも焼酎は、ロックでも割ってもと、一年を通して愛飲されています。空前の焼酎ブームと言われて久しい昨今、みなさんはどんな焼酎がお好みですか?
店頭にはさつま芋や麦、黒砂糖、米や蕎麦をはじめとしてさまざまなものを原料とした焼酎(乙類)が並べられてありますが、さてあなたはいくつぐらい種類を言えるますかね? そこで焼酎の新しい原料として登場したのがレタスなのです! なんとあのサラダには欠かせないレタスで焼酎をつくってしまったんですよ。この新鮮な驚きの「レタス焼酎」商品名「萵苣(ちしゃ)」を企画したのは、長野県東信地方のJA佐久浅間。ここはレタスの生産にぴったりな高燥冷涼の気候が特徴で、県下でも有数のレタス産地です。
瓶一本に約6個分の新鮮なレタス
昭和55年、旧小沼農協は、レタス農家の収益向上をめざし、顧客ニーズに応える道を探ろうと、御代田町馬瀬口に野菜加工施設を建設しました。四半世紀後の平成11年には新工場を稼動し、関東一円のファーストフードチェーン向けにカットレタスの生産を開始。さらに、平成15年、同JAは、搾汁・濃縮・殺菌などの一次加工を行うジュースセンターを竣工。捨てられる部分も炭化して、土壌改良材などに活用できるようになりました。ジュースセンターでつくられた搾汁液は、二次加工を行う業者に渡り製品化されます。そこで新しい利用法として考えられたのが、"レタスから焼酎ができないか"というアイディアでした。
レタスを主原料に、米と米こうじを加えて発酵させ、単式蒸留器で素材の味を活かして蒸留した乙類焼酎です。佐久市内の蔵元(芙蓉酒造株式会社)に仕込みを依頼し、試作品が完成したのは昨年の7月のこと。レタスの和名である「萵苣(ちしゃ)」と名づけ、同年10月に行われた「JAフェスタ2004(佐久平駅周辺)」の会場で発表となりました。幸いにも好評で、本年3月からは県内の酒店やスーパー、コンビニなどでも販売をはじめています。レタスを想わせるやさしい香り、ほのかな甘味、喉ごしのよさ、さっぱりとした口当たりなどがたいへん好評です。瓶一本に約6個分の新鮮なレタスを使った新しいお酒「レタス焼酎」。ぜひ一度おためしください。
レタス焼酎「萵苣(ちしゃ)」
焼酎乙類25度 内容量 720ml 価格1,380円
電話によるご注文はJA佐久浅間 あさま組織購買センターまで
TEL 0267-22-9417 FAX 0267-25-1085
JA佐久浅間では、このほかにも、豊かな自然の恵みから生まれた「きたやつハム」「望月高原ヨーグルト・アイス」、「信州人蔘」なども取扱っています。詳細はHPをご覧下さい。
佐久浅間HP SakuAsama-Net 自慢の逸品へ