畜産物・酪農

ヨーグルトは牛乳を超えてる乳製品

nomyouglt朝夕は涼しくなってきたものの、信州でもまだまだ日中の残暑にうだっている人は多いようです。夏休みが終わって元気よく学校に通う子供達を尻目に、家族サービスでへとへとに疲れたお父さんやお母さんには、ヨーグルトがおすすめです! 疲れからくる免疫力低下などヨーグルトパワーでブッとばしてしまいましょう! ヨーグルトの効き目を確かなものにするためには毎日これを食べ続ける必要があります。

とてつもなく価値ある食べもの

食欲が減退し、偏った食生活になりがちな現代生活。加えて仕事のストレスに、家族サービスでの肉体疲労。こんな状況では、腸内の善玉菌が減少して、腸内バランスを崩す要因になります。腸内バランスが崩れると免疫力が低下したり、便秘がちになり、便秘が続けば、悪玉菌が何倍にも増えると言った悪循環。そこで腸内の状態を最善にするには、ヨーグルトが最適です。

ヨーグルトには牛乳の優れているところが余すところなくふくまれています。またヨーグルトを食べると含まれている乳糖が腸内にいる乳酸菌のえさになるので、腸内の乳酸菌の全体量を増やすことになり、腸のなかをきれいにしてくれます。牛乳が飲めない人もヨーグルトなら大丈夫ですよ。

腸内菌のバランスが健全で、善玉菌が優勢な状態であれば、免疫力も高まり、またそれらがつくり出す多量の有機酸(乳酸、酢酸)によって、腸内は酸性になります。これらの菌が作る酸は大腸を刺激して、腸の動きを活発にし、便秘や下痢を改善し予防してくれます。また、有害物質の発生を抑えることで、がんの予防、食中毒の予防にもつながるのです。善玉菌優勢のバランスを保てば、病気を寄せつけない健康な体を保てます。科学的にこうしたすごい作用が明らかになり、最近では多くのヨーグルトが特定保健用食品(注)に認定され販売されています。ちかごろのヨーグルトには、「LG21」「LC1」などと表示された製品がありますが、これは含まれる菌の名前です。菌によっては整腸作用だけでなく、胃かいようの原因になるピロリ菌の減少、感染症の予防など、様々な効果があることが、実験段階でわかってきているとの報道もあります。

(注) 特定保健用食品とは、その食品の中の成分が、科学的試験結果に基づいて、健康に有用な機能性があると厚生労働省が認め、食品に「健康表示」(健康への効用を示す表現)を付けることを許可した食品のこと。

55年前のハネーヨーグルトで爆発的普及

ヨーグルトは6千年前のエジプトで飲み残した乳に偶然菌が入り込んだことから生まれたともいわれており、もともとは牛やヤギなどの乳に乳酸菌(ビフィズス菌、ブルガリア菌など)を入れて発酵させた乳製品のことを指しています。健康食品として世界中に広まったのは19世紀末、ロシアの医学者イリヤ・メチニコフ(E. Metchnikov)博士がブルガリアを旅行した際、スモーリアン地方に高齢者が多いことと彼らがヨーグルトを常食としていることに注目してから。研究の結果1907年に博士が「ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内で増殖して悪性の菌を退治する」という理論を発表し、「長寿の鍵を握るのはヨーグルトだ」と結論づけたたことから、一躍ヨーグルトは健康食品としてヨーロッパを中心に世界中に広まっていきました。

世界のヨーグルトを見てみると、エジプトには水牛・牛・山羊の乳から作った「レーベン」と呼ばれる乳酸菌飲料があり、コーカサス地方には山羊の乳から作った「ケフィア」、シベリアには馬の乳から作った「クミス」などがあります。ヨーグルトは作られる地方や歴史、種として使われるヨーグルトに含まれる菌の種類、そして当然使う乳のタイプの成分により、出来上がりも大きく違ってくるようです。たとえば、水牛乳を使う「レーベン」は牛乳に比べて乳脂肪の割合が多いのでより濃厚なヨーグルトになりますし、また表面にクリームの層が出来、その部分がまた好まれたりするのです。

メニチコフ博士は、その後ノーベル賞(生理学)を受賞しています。また、博士の誕生日が1845年5月15日だったことから、明治乳業が5月15日をヨーグルトの日に制定しました。日本国内でも、大正期より生産が行われていましたが、一般に普及したのは戦後で、1950年に明治乳業から発売されたハネーヨーグルトの発売が普及のきっかけとなりました。        

 明治乳業のページ

ヨーグルトを家庭でも作ってみよう

今やネット上にはカスピ海ヨーグルトやケフィアヨーグルトなど、いろいろな種類のヨーグルトの手づくりをすすめるサイトがあります。世界中でどこでもヨーグルトは手に入るはずです。だからここでは簡単で特別な自分だけのヨーグルトの作り方をご紹介しましょう。

単体で菌を入手する必要はなく、残ったヨーグルトに含まれる菌を使います。したがって、おいしいヨーグルトを「種」として取っておき、それを使えばオッケーなのです。

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基本的な作り方は、いちど乳を沸騰させ、そしたら火を止めて30度から45度程度(菌種によって異なる)に冷えるのを待ちます。そこに古いヨーグルトを小量混ぜます。古いヨーグルト(出来合いのヨーグルト)を種と呼び、乳酸菌などの菌の母体にするのです。市販のヨーグルトを使うことも出来ますが、殺菌してあるものは使えません。30度から45度程度(菌種によって異なる)のまま一晩置きます(暖かい地方では単に放置するだけでもOK)。ヨーグルトメーカーを使うと作りやすいようです。

なお、ヨーグルトの保存ですが、ヨーグルトは低温に強く、冷凍しても乳酸菌は生きています。ただし、活動は停止している状態、つまり休眠状態にあります。温めると再び活発に活動をはじめるので、乳酸菌が持っているパワーが損なわれることはありません。

ただし、一般的に家庭の冷蔵庫等でヨーグルトを冷凍保存すると、解凍した時に組織が壊れてしまい風味が損なわれてしまうので避けたほうが良いでしょう。
もちろん液状のヨーグルトに空気を入れて冷凍したフローズンヨーグルトには冷凍庫での保存が必要ですが、これは凍らせても風味が損なわれない様に加工してあるのです。ヨーグルトの保存には0〜10℃の冷蔵保存が適していますので、正しい温度帯で保存の上、開封後はお早めにお召しあがり下さい。

ぜひ信州産ヨーグルトもご愛顧ください

牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする人がいますよね。これは成分の乳糖を分解する酵素が不足しているためです。ヨーグルトは乳糖の一部が分解されているため、おなかにも優しく、食べやすく、原料の牛乳から受け継いだ栄養効果やカルシウムを消化吸収しやすくする効果もあります。信州の自然の中で出来たヨーグルトはひときわ格別。ぜひいろいろな産地のヨーグルトを食べ比べてみてください。

 JA佐久浅間「望月高原ヨーグルト」

 (株)ヤツレン

 長野県農協直販(株)


 

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