果物

信州で育つ「日本なし」と「西洋ナシ」

nashi.gifいいじゃん!探検隊 特別調査 FILE

最近の土日・祝日の朝は、大きな花火の音で目が覚めてしまいます。いや〜ぁ、スポーツの秋ですね。近所の小学校や幼稚園、町内会の運動会があちらこちらで開催されています。そういえば、運動会のお昼に持っていくお弁当には、この時期に一番美味しいリンゴや梨、ブドウなどの果物が必ず入っていましたっけねぇ♪ 本官はなかでも運動して汗をかいた後に食べる、みずみずしい「梨」が大好きでした。最近本当に運動不足が気になって、まじめに「運動会に飛び入り参加でもしようか?」と思っている、季節がら最近出番の多い、果物担当の<いいじゃん!探検隊1号>が、懐かしい味を思い出しつつ、縁起をかつぐ人たちに「ありの実」なんていわれることもある梨(なし)について徹底調査してまいりました!!

梨はリンゴに比べて、あまり種類など知られていないですよね。皆さんもご存知の、大きく分けて2種類「日本なし」と「西洋ナシ」は、見た目にもはっきり分かるからいいけど、「日本なし」って、いったいどの時期にどんな品種が出回って、この梨の名前は? なんて聞かれちゃうと困っちゃいませんか? それでは、長野県で生産しているい「日本なし」と「西洋ナシ」を詳しくご説明しましょう!!

kou_hou.jpg雪景色を見つつ食べられる梨もある
さて、わが産地・長野県は、全国で梨の遅場産地として位置づけられています。県内各地で栽培され、いろんな梨の種類が早くて8月の中旬から順番に出回って、貯蔵のきく「南水なし」は12月頃まで出荷されるんですよ! 知ってました? 信州ではね、雪景色を見ながらコタツにあたって梨が食べられるんです。なんかいいでしょ♪ (*^。^*)

「日本なし」のトップバッターは『幸水(こうすい)』。いわゆる赤系のナシで「菊水」と「早生幸蔵」の交配品種、糖度は12%以上で酸味は少なめ、果汁が多く甘みが強いのが特徴です。8月中旬から出回り、下旬から9月の上旬がもっともピークに。

そしてその『幸水(こうすい)』が少なくなりはじめると同時に今度は『豊水(ほうすい)』と『二十世紀』が出荷になります。『豊水(ほうすい)』は「リ-14号」と「八雲」の交配品種といわれていましたが、現在は両親不明だそう・・・。20_san160.jpgこちらも赤ナシで、果実は350g〜400gと大玉。果肉は白色でやや粗だけど、柔らかくジューシィなのが特徴。9月中旬から10月中旬に収穫されます。もう一つ『二十世紀』は、結構ご存知の方も多いのでは? これぞ青ナシの代表品種で、千葉県で偶発実生として発見されたものなんだって。甘味は11%とやや少なく、酸味とシャキッとした歯ざわりがあるのが特徴。なんとこの『二十世紀』は形の美しさから別名「水晶ナシ」とも呼ばれています! 肌がきれいでみずみずしいところから名づけられたみたいだよ。ナントもうらやましい〜!! おまけで『サンセーキ』って品種はご存知かな?この『サンセーキ』は、「二十世紀」をおいしくするべく袋をかけずに無袋で栽培したもので、長野県が技術開発したんです。袋をかけないから、果面がザラザラして見た目は荒削りですが、その分、太陽の光をたっぷり浴びて育っているから、濃厚な味が楽しめる。見た目より、中味で勝負! ってわけ。

nansui.jpg今ごろは南水が出荷の最盛期
それから、時をほぼ同じくして『南水(なんすい)』が出てまいります。このナシは長野県南信農業試験場で「越後」と「新水」を交配し育成した赤ナシです。果実の大きさは360g〜400gと大玉。糖度は14%〜15%と甘さはダントツ!! 10月が出荷最盛期の晩生種で、この『南水』はとても貯蔵性に優れ、12月下旬まであります。梨の最終品種なだけに、かなりの人気が高い梨ですねぇ。実はかくいう本官も一番のお気に入り品種なんですよ、これが♪ 「日本なし」も、こうしてみると、それぞれ特徴があるから、皆さんもお気に入りを見つけてみてね。そうそう、これからの季節、行楽のお供にはぜひ「日本なし」を食後のデザートにお持ちくださいませませ♪

rafrance.jpgスイーツの食材なら西洋ナシ
さてさて、お次はお菓子などによく使われ、最近、女性はもちろん、男性陣もハマっているという『スイーツ』の今が旬の人気食材「西洋ナシ」について教えちゃいましょう!! あ「西洋ナシ」の「なし」はカタカナで書いてね。

「西洋ナシ」ってのは、形も個性的で、果肉がとっても柔らかなナシのこと。現在、長野県で栽培されている主な品種はご存知「ラ・フランス」と、「ル・レクチェ」「オーロラ」の3種類かな。代表的な「ラ・フランス」は、その名の通りフランスで発見された西洋ナシの古い品種なんだとか。明治36年に日本に導入されたんだって。バター状の肉質と高貴な香りを持ち、西洋ナシの中で最も人気が高く、「果実の女王」とも呼ばれているんだよ! 収穫した後、追熟が必要で、追熟しても果皮色があまり変化せず、可食期の見極めが難しいんだな、これが。果実の肩が軟化してきた頃が食べごろの目安。出荷時期は10月上旬〜12月下旬まで。

ru_au120.jpg「ル・レクチェ」は、ラ・フランスと同じ明治36年にフランスから導入されたもので、読聴は果実の大きさが350g〜400gと大きいこと。追熟すると果皮色が黄色になるんです。出荷時期は11月中旬〜12月下旬まで。そして最後の「オーロラ」ですが、これはアメリカで育成されたもの。「マルゲリット・マリーラ(マリヤ)」にイギリス生まれで芳しい香りの「バートレット」を交配した品種なんだって。こちらも追熟すると果皮色は黄色に変化する。出荷時期は8月下旬〜9月上旬と早い。

秋には「西洋ナシ」を使ったお菓子がケーキ屋さんの店頭に並んでいます。西洋ナシタルトなんか本当に美味しそうで・・・。今が旬の「西洋ナシ」を使って、お菓子作りにチャレンジしてみよっかな〜(*^。^*) ・・・おっといけない! 冒頭で「運動不足だから体を動かさなきゃいけない」って言ったばかりなのに。やっぱり『スポーツの秋』より『食欲の秋』がぴったりの<いいじゃん!探検隊1号>がお伝えいたしました!!(^_^;)

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