果物

晴れた日にはよく冷えたナシがうまい

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ギラギラとした太陽が照りつける夏もいいけどサ、やっぱり秋もいいよネ。澄んだ青空はとても高く感じられて、爽やかな風は日焼けのあとにとても心地よいし・・・なんてタテマエはここまで(イヤ、本音でもありますよ。多少は、ン?)。ズバリ、秋がいいのは食べ物が美味しいからです! 「天高く馬肥ゆる秋」、ウーンいい言葉だ。この夏の猛暑にも負けず、今年も夏バテ知らずだったポッチャリ系のわたしには少々響きすぎる気もしますが、とにかく秋は食べ物がウマイ! これにつきます!

とりわけ旬を迎えた長野のフルーツは、まさしく宝の山って感じです。サア、今回はなにを紹介しようかな。目白押しで正直迷うところ。この際だからパソコンを離れて新しいお宝でも探しに行くのもいいかも、ですね。よお〜し! きめた。こんなことしている場合じゃなぁ〜い、と、いうわけで、今回は「無し」だ!・・・アレッ? なにかおかしい? いかんいかん、誤変換だ! そう、今回は「無し」じゃなく「ナシ」です、梨。出荷のピークを迎えてる「豊水」ナシが、今回ご紹介の品です!

信州のナシはこれからが本番
まずは、豊水のご紹介を簡単に。豊水は「幸水」を母親に持つ赤ナシです。ナシは赤系と青系に別れていて、長野県内では、この豊水、幸水に、南水といった赤ナシの生産が盛んなのですが、そのなかでもこれから迎える9月の中旬から下旬にかけてが豊水のピーク。

平均的な果実は350〜400gと大玉な豊水。ガブッと丸かじりでも食べ応えがありますが、ここはやや上品に皮をむいて食べてみましょう。白色のキレイな果肉が現れ、一口に食べると柔らかな食感とタップリな果汁が口いっぱいに広がります。13%前後と糖度も高く、甘味の強い豊水はきっと食した皆さんを虜にしてしまうのではないでしょうか(かくいうわたしがすでにトリコになっているかも)?

ところでナシって、夏から秋にかけてのくだものじゃないの? もう、旬は過ぎてるのではないの? と思ったそこのアナタ! そう、アナタです(エッ、違う?)。長野県は同じナシでも冷涼な気候であるために遅場の産地となるのです。じっくり育ったナシたちは、早くから出荷となるわけではありませんが、その分しっかりと熟したとってもジューシーなナシへと出来あがっていくのです。

天気がよいからナシを持ってお出かけ
今回ご紹介の「豊水」、長野県内でも南の地域の下伊那での生産が盛んです。県内の生産量の約6割を占めています。今年は春先からの生育遅れの影響も多少ありましたが、夏の太陽のおかげで9月に入り順調に出荷もはじまりました。9月15日〜24日頃までが出荷のピークとの情報も寄せられています。

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まさに秋の行楽シーズンど真ん中での最盛期。これはもう、行楽のお供には豊水をゼヒッということなのでしょうか!? お子様達の遠足・運動会のおやつとしても果汁タップリな豊水はピッタリ。梅雨明け以降の晴天に恵まれた今年の豊水は、例年以上に甘味も抜群、きっと皆さんののどと心を癒してくれること請合いです。

この豊水を真中に置き、前を幸水、後ろを南水(硬水と軟水じゃありませんよ。今度は変換間違いじゃありませんからね)で固めた長野県の赤ナシ。例えるならナシのクリンナップトリオは、8月から12月まで出荷が続きます。全国の「ナシ」フリークの皆さんには悦楽ものですよね。

日によって時折厳しい残暑が訪れる長野も、朝晩はめっきり涼しくなってきました。あんなにうるさかったセミの声も消えて、月明かりの下では秋の虫達が連夜の合唱会を行っています。昼間でも夜でも、チョット出かけてみるにはいい季節になりました。さーて、どうやらこの原稿も書き終わったことだし、わたしもチョット出かけてみようかな、まずは豊水を買いに。

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農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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