連日続いている猛暑ですが、この暑さのおかげでうれしいニュースもあります! すでにその名とおいしさをご存知の方も多い、長野県オリジナルの皮ごと食べられるブドウ「ナガノパープル」が、今年の夏の暑さのおかげで、とてもとても甘く仕上がったというのです。これはニュースです。口に入れるのが待ち遠しいですね。
ナガノパープルは今月の10日から出荷がはじまり、10月上旬まで関東や中京、関西地方の市場を通して、みなさまの食卓へ届きます。もうじき、もうじきですよ〜! すっきりとした果汁の甘さと程よいうす皮の食感で、誰もがブドウ好きになること間違いなしのナガノパープルの季節到来です♪ さっそくナガノパープルについて、北信濃にあるJA須高のぶどう部会の副部会長を務める関谷幸彦(せきや ゆきひこ)さんと、JA須高営農部の野堀健治(のほり けんじ)さんに話を聞いてきました。
夏が暑いとブドウは甘くなる
ブドウは夏の暑さとともに甘くなります。日中の暑さに反して夜間が冷え込めば、さらに甘さはベストに仕上がるといいますが、北信地方のJA須高管内のぶどう畑では、今年も糖度20度前後までナガノパープルは順調にすくすくと育ったそうです。
とはいえ、日焼けや雨、鳥の被害から果実を守り、さらには水や枝の管理をこまめに行ってこそ、こうして収穫の時期を迎えることができたわけで、やはりそのためには高度な栽培技術を要するものなのです。それだけに、関谷さんも野堀さんも、収穫するときが「やっぱり一番うれしい」と顔をほころばせます。
大粒のナガノパープルを収穫する関谷さん
ブドウの産地として信州でも名の知れる須坂市、小布施町、高山村を拠点とするJA須高は、長野県内で栽培されるナガノパープルのおおよそ6割を生産します。皮が薄いため、雨にあたると割れやすいというナガノパープルの性質とつきあうために、少ない降水量と、甘さのポイントとなる寒暖の差の大きさをあわせもった地域性はありがたいもので、さらにそれを1,100名のぶどう部会の頑張りが、産地を支えています。
枝の管理や水、袋かけなど、ブドウ栽培にはいくつもの栽培ポイントがあります
丸ごと皮まで食べましょう
ナガノパープルの魅力をひと言で伝えるなら「まるごと皮まで食べられること」につきます。ぶどうが一番おいしく食べられるスタイルです。皮と実の隙間にあるポリフェノールがたくさん含まれている箇所も、逃さずきちんと食べてください。一人で一房食べられてしまうくらいおいしくて食べやすいから、ナガノパープルは信州自慢のブドウなのです。
さあ、片手を目の前にかざしてみてください。親指と人差し指の先をくっつけてじっと見てみる。そのまあるい輪がだんだんパープル色の甘い果実に見えてきたら・・・それが今年のナガノパープルです! 大粒の果実がお手元に届いたら、程よく冷やしてお食べください。さらにおいしく召しあがれます。
すこうぶどう祭りは19日
今年のナガノパープルを、絶対に食べたくなっているあなたに、お知らせです。今月の19日に「すこうぶどう祭り2010」が、小布施町に程近い、須坂市高畑町で開催されます! 今回紹介した「ナガノパープル」はもちろん、ぶどうの王様「巨峰」、注目の新品種「シャインマスカット」、ぶどうの貴婦人「ロザリオビアンコ」、大粒ぶどう「種無しピオーネ」を中心に、22品種が手に入ります。試食もできます! しかもお祭りだけに、通常価格よりもお安くブドウが手に入るようです♪ 主催はJA須高ぶどう部会。「ブドウ大好き!」というあなた、関谷さんをはじめとするプロたちとブドウについて熱く語ってみてもいいかもしれません。
出荷のときを待つナガノパープル
すこう ぶどう祭り2010
時間 平成22年9月19日(日)午前9時〜午後4時まで
会場 JA須高 A・コープすこう店 アグリス特設会場
住所 〒382−0004
須坂市大字小河原1080−1
A・コープすこう店地図
ナガノパープルのお買い求めは:
インターネットモール
・JAタウン JA全農長野 僕らはおいしい応援団 ぶどう>ナガノパープル ※9月16日から発送開始、250箱限定です!
長野県内での販売場所
・須坂ぶどうセンター
住所 〒382−0011
須坂市大字日滝1674−1
電話 026−246−0121
須坂ぶどうセンター地図
・小布施ぶどうセンター
住所 〒381−0209
上高井郡小布施町大字中松1314
電話 026−247−2324
小布施ぶどうセンター地図
・ぶどうターミナルセンター
住所 〒382−0052
須坂市大字塩川192
電話 026−248−3445
ぶどうターミナルセンター地図
※いずれの販売場所もあらかじめお問い合わせのうえ、ご来場ください。
関連するサイト:
・JA須高
あわせて読みたい:
・その名を「ナガノパープル」と申します2006年7月の過去記事