写真提供 JA信州うえだ
先週あたりから、ようやく夏らしい天気になりました。どこに行ってしまったのかわからなかった太陽ですが、ここのところの日中は遅れを挽回する勢いで陽光を照りつけ、道行く人々の肌を焼いています。暑いときはさっぱりしたものが食べたくなるものですが、新鮮でパリパリしたレタスをたっぷり使ったサラダなどは、まさに夏の終わりを楽しむためにピッタリの料理といえるでしょう。
さて、今ではほぼ年間を通して手に入るこのレタス、日本は世界で7番目の年間生産量(2007年56万トン/国連食糧農業機関推定)を誇りますが、わが長野県が夏場の代表的な産地だということは、みなさんもご存知のことでしょう。レタスはとにかく気温にデリケートな野菜で、15℃〜20℃くらいの温度を好みます。だから、高原の涼しい気候をいかして夏場に栽培する長野県は、レタスにとってもピッタリの産地なのです。長野県のレタスは、4月中旬頃から11月中旬頃まで栽培され、6月から9月までが最盛期になります。
デリケートなレタスとおいしい関係を
レタスは砂や土が残っている場合もありますから水洗いをしておめしあがりください。その際、けして水に長くつけ置きはしませんように。せっかくのビタミンが流れ出してしまいます。水道で軽く洗ったら、水分を飛ばし、大きめのポリエチレンの袋に入れて、しっかりと袋の口を閉じ、冷蔵庫で1時間から2時間ほど、あるいは一晩いれておきますと、新鮮な食感が楽しめます。召しあがるときはビタミンの破壊を避けるために包丁は使わず、指を使って食べやすいサイズに切り分けるといいようです。
サラダ以外にもレタスは、ハンバーガー、サンドウィッチなどにも使われますし、スパゲティ、チャーハンのほか、アスパラやキノコと一緒に炒めたり、豆乳鍋や味噌汁などの汁物や鍋物に、また蒸して使う人もいます。レタス料理のレシピはJA信州うえだやJA塩尻市など産地JAのウェブサイトに掲載されていますので参考にしてください。また新しいレシピを考案されたら「長野県のおいしい食べ方編集部」にメールでご一報を。
レタス好きはレタス祭りに集合
そうそう今週はレタス祭りも開かれます。週末の8月22日(土)と23日(日)の2日間、長野県の高原レタス産地のひとつ、上田市の標高1300mにある菅平高原にある総合運動公園では、「菅平高原レタス祭り・IN・サニアパーク」が催されます。地元のJA信州うえだが朝採りレタスやももなどをたくさん販売するほか、レタス料理の紹介・試食、レタスに良くあう地元産SPF豚の焼きたて肉の試食などを行います。レタス畑の広がる菅平高原は陸上スポーツのアスリートたちや大学ラグビーの合宿地としても広く知られているところで、今年は運動公園のサニアパークオープン10周年を記念して、22日には明治大学VS帝京大学、23日には法政大学VS早稲田大学の交流戦も予定されています。お近くの方も、ラグビー観戦に訪れる予定の方も、JA信州うえだの試食・販売ブースにお立ち寄りになり、青空の下みずみずしいレタスの味や地元産農畜産物に、舌鼓(したつづみ)をうってください。
菅平高原レタス祭り情報:
菅平高原レタス祭り・IN・サニアパーク
日時:2009年8月22日(土)23日(日)
午前10時〜午後4時まで
場所:菅平高原スポーツランド サニアパーク菅平
住所:長野県上田市菅平高原1278−244
電話:0268−61−7090
サニアパーク菅平ウェブサイト
「菅平高原レタス祭り」のお問い合わせ
JA信州うえだ 営農部 地産地消課
電話:0268−23−4084
レタス料理レシピ:
JA信州うえだ料理レシピのページ
・レタスちゃんぷる
・レタスの具だくさんスープ
・レタスのキムチ丼
JA塩尻市レタスのページより
・レタスとベーコンの玉子とじ