殿倉さんの農事録
[殿倉さんの農事録]

いろいろありすぎた1年。

気づけば今年も残りわずかとなりました。

11月は暖かいと思っていたら急に寒くなって、りんごが凍るのでは?! と焦りながらの収穫となりました。

tonokura01-20231220「&more」から見る冬の朝焼けがきれいです

いろいろありすぎた1年

今年は本当にいろいろありすぎて、あっという間の年でした。去年の今頃は、まだ父が元気でいたのに、その1か月後に急逝。まさか、でした。

2月には大雪が降り、アスパラのハウスがひとつ潰れてしまいました。

3月にはキノコの培養室に雑菌が発生。全廃棄というまさかの事態。

8月から新しくキノコの種菌が変わったことでバタバタ。そして私自身が心筋梗塞で入院。

10月にはCider Barn「&more」をなんとか無事にオープンしました。

本当にあっという間でしたが、なんとかなんとか乗り切った年でした。

りんごにとっては厳しい年でした

tonokura02-20231220

やっと最後のりんご「サンふじ」の収穫が終わり、出荷発送作業もあと少し! なんとか乗り切りたいところです。

今年はりんごにとっては、とても厳しい年となりました。

南信州は、長野県の北部や中部に比べて霜の被害はほとんどありませんでしたが、やはり今年の猛暑と小雨の影響は大きく、特にサンふじは影響は顕著です。

とにかく小玉が多く、加工用に回さなければならないものが、とても多くなりました。特に新わい化栽培のサンふじは散々な結果となりました。

父が亡くなって、りんごになかなか手がまわらないことが多かったのも事実。

そういった事情も踏まえ、以前から検討していたサンふじの一部を伐採し、葉摘みがいらない黄色系の品種に変えていこうと思っています。

カフェは不定期オープン

tonokura03-20231220カフェメニューはこれから少しずつ増やしていきます

さてさて、&moreではカフェも不定期ですがオープンしています。

まだまだ品数は少ないですが、気楽に立ち寄っていただきたいので、りんごの発送が落ち着いたら平日の午後もカフェをオープンしたいと思っています。

最新情報はInstagramから発信していますので、興味がある方は、ぜひフォローをお願いします!

Cider Barn &more インスタグラム

tonokura04-20231220薪ストーブを焚いて、暖かくしてお待ちしています


みなさんが良いお年を迎えられますように。それでは、また来年。

この記事を書いた人

殿倉由起子さん

殿倉由起子さんは大学卒業後勤務した東京のホテルスタッフから転身して、子育てをしながらも地元の飯田市でぶなしめじとりんごを栽培する農業法人の経営者。農業のかたわら、野菜ソムリエプロの資格を持ち、夢だった農家民泊&カフェ「Cider Barn &more(サイダーバーン・アンドモア)」の運営も始まりました。

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