誰か…私にぼーっとする暇をくれよ……。
ということで、この2か月間の農作業を公開します。私たち百姓ちゃう、もはや千姓や。
稲刈り・はざかけ・脱穀
9月、稲刈り。バインダーで一列ずつ、晴れの日を狙って刈っていく。
トンボの交尾を見てたらレーンずれて最悪。

はざかけは4人で3日かかりました。

はざかけとは、刈り取った稲を天日干しすること。詳しくはこちらをご覧ください(編集部より)
今年は1か月くらい「はざ干し」をして、ようやく玄米になりました。

ギーヴォこと義母と今年の収量を賭けて、去年より少なければギーヴォの勝ちだったんだけど、多かったので私の勝ちでした!
ちなみに賭けたのはス○バ。まだ奢ってもらってないよ?!
賭けには負けたけど、米はたくさん採れたので笑顔のギーヴォ
お芋掘り…そんなかわいいもんちゃう!
さつま芋掘りは、まずツルを切って葉を寄せる。これが一番の重労働。

おじいちゃん・おばあちゃん(ともに90歳)が、ものすごく頼りになる。
うちのお芋掘りはユンボで。サイズ感はマジでおもちゃ。でも。これがあるとなんとも早い。

このさつま芋はすべて年明けまで貯蔵して、寺畑農園・伝説の生干し芋になります!
今年も争奪戦になる予感...🙏
生干し芋は寺畑農園オンラインショップから予約できます
うちに正月はない!
「うちに正月はない」
嫁入り直後に言われた言葉。「どういう意味?」って思ってたけど、クリスマスも正月もないやん?!
は?!
その理由はこちら。

え、これ? 全部柿ですけどぉぉ?!
これは「市田柿」といって、ここ南信州の名産品(GI登録もされている!)。11月から収穫、皮むき、そして吊るして干す作業を一気にやります。
できあがりまで約1か月かかり、12月頭から店頭に並びます!
ご多分に漏れずうちでも作っていて、今年は約70000個。そのうち60000個は私が干しました。
よく使う指はマメが潰れて、感覚がなくなりました。
収穫、剥き、干しは本当に時間勝負。日が回るまで勤務。ギーヴォも私も疲れてきて、夜10時を回ると、なぜか二人ともいきなり笑い出す「市田柿ハイ」状態。
これはEXILEのChoo Choo.......
このあと「粉出し」といって、市田柿の白い粉を実から出すための揉み作業が始まります。
市田柿が終わったら生干し芋…
マジで休む暇どこにあるねん?!

それでも楽しいと思ってしまっている。そんな私は根っからのお百姓なのかもしれないなと気づいてしまった2025年の暮れでした。
次は年明け、質疑応答のコーナーです。お楽しみに!
みなさま、良いお年を。