みなさま、おはようございます。浪速のはぐれ鳥こと、寺畑農園の田畑優奈です。
衝撃のデビュー作から2回目の執筆です。どうぞよろしくお願いします。
今回は、夫は林業従事者、子は三姉妹、そんな私の1日をお伝えします!

働いている時はほとんど行動をともにする、夫の母である義母(以下、ギーヴォ。ヴォジョレーのテンションで呼んでください)の謎行動にも密着します!
とうもろこしに舌鼓を打つギーヴォ
農家の嫁および義母の1日
3:30、起床。なぜか目が覚めてしまう。おそらく外が明るくなりはじめたことに本能が気づく。
3:35、家事。乾燥機から取り出した洗濯物をたたみ、片づける。夫に頼んでもいいが、洗濯物をたたむのは個人的に好き。
4:00、畑へ。着替えて蚊取り線香に着火。虫が寄ってくるのを防ぐ。未だなお虫は克服できず。子どもが捕まえてきたクワガタが脱走し、ひと悶着あったばかり。
旦那はクワガタが平気ですが、私は無理
5:00、収穫完了。4色あるうちの3色分のとうもろこしを私が収穫。ギーヴォ、私より1時間遅く登場し、残る1色を収穫。ギーヴォいわく「朝には弱い」。
品種は上から「ゆめのコーン(黄色と白のバイカラー)」「ホワイトショコラ」「大和ルージュ」
画像は寺畑農園公式Instagramより。品種によって色も味わいも個性があります!
5:30、とうもろこし以外のなすび、甘とう、トマト、きゅうりなどの夏野菜を収穫。喉が乾いたら畑でトマトを食べる。

6:15、梱包。義祖父母とともにとうもろこしと夏野菜の袋詰め。もちろん詰める前に揃えてカットしたり、一つひとつ手作業で行う。このときなぜかギーヴォは行先不明。
6:30、一時帰宅。夫が出勤するため、一時帰宅しバトンタッチ。子どもたちに夫が作った朝ごはんを食べさせる。なお、子どもたちは5時には起きる。血なのか。
7:50、作業場に車をつけ、義祖父母が梱包してくれた野菜と子どもたちを車に乗せて出発。この時点でギーヴォは出品の数を数えている。
8:00、保育園送迎&直売所出品。
9:00、再び畑へ。日によって仕事内容は変わるが、日が高くなるまでは外にいる。消毒、追肥、収穫後のとうもろこしの木を刈る、草刈りなど。

なお、いつもこの時間、ギーヴォは行先不明。どこにいるのか。アマゾンの奥地?
11:00、ネットショップの発送作業。朝採れしたものを冷蔵庫で保存して、ネット販売用に梱包。1本ずつ袋に入れて大切にシールを貼る。
ネットショップではこんな感じで梱包してお届けしています!
引き続き、お届け先の伝票を作る。ギーヴォ現る。冷蔵庫に涼みに来てウロウロ。
12:00、休憩。正直もうご飯を食べる体力は残されていない。それよりも寝たい。ヨレヨレで帰宅。頑張って胃にご飯を押し込んでから就寝。
起きて時間があれば晩ごはんを作る。前日の夜に夫がある程度、用意してくれていることが多い。
15:00、またまた畑へ。暑すぎる。まだ出たくない。「いやでも意外と風もあるし?」と思い作業する。義祖父母も活動しはじめる。しかしギーヴォは何処へ?
17:00、保育園へお迎え。このころからギーヴォは畑へ。とうもろこしの消毒。夕方からの消毒はイモムシにアタックできるらしい。さすがの知識。またひとつ賢くなれた。
私は子どもたちのお迎えへ。ここから怒涛の晩ごはんとお風呂を済ませる
20:00、就寝。
朝採りの理由
さぁ、長々と書きましたが、以上のようなスケジュールで1日を過ごしております。
でもみなさん、ここで思いましたよね。日中は暑いから朝早く採るの? 出品のため? あれ、ギーヴォが気になった?
とうもろこしは日中、光合成をして生成したでんぷんを夜間に糖に変えて、呼吸するエネルギーとして消費します。その糖を実に溜め込むため、朝明るくなる前に採れたとうもろこしが一番甘いんです。
寺畑農園Instagramより。ギーヴォとの日常や作業の様子、豆知識も発信中!
私は、寺畑農園のとうもろこしを食べた全員の方に驚いてもらいたい。
「とうもろこし?!野菜?!いや果物ですやん!」って言われたい。その気持ちだけでやってます。
でもね、ほかの野菜も同じ。日が高くなってから採ると、シナシナになってしまうんです。野菜だけじゃなくてお花もそう。夏の日中に採った花は、次の日には首から折れて下を向いてしまうんです。

面白いですよね〜。興味深い。この興味深さが私が農業を愛する理由です。
長々と一農家の1日をご拝読いただき、ありがとうございました。
次回!
とうもろこし、こんなゆるキャラ、ギーヴォが作れるんやったら、私絶対余裕で作れるやん? 農家余裕そうやん? イェーイ!の巻です!
お楽しみに〜♡