毎度、拝読いただきありがとうございます!
編集部より、ギーヴォ(義母)の行方を気にされている方が多数いると聞きました。そんなギーヴォに近々インタビュー予定です。
ゆるキャラ「畑の妖精トトロちゃん」ことギーヴォ
今回は「ギーヴォがとうもろこし作れるんやったら、わたし絶対余裕で作れるやん?イェーイ!の巻」なのですが、その前に。
私がなんでとうもろこしを選んで、とうもろこしを作っているか。
それは大阪時代……そう、あのギラついていた時代……

ではなくて、子どもを産んでから農家を継ぐことを渋っていた時代に理由がありました。
私がとうもろこし作りに挑戦した理由
夏になると、ギーヴォからはとうもろこしや夏野菜、ギーヴォのお姉様からは桃。もう最高の贈り物が、毎週毎週届くわけですよ。

もともと私は、とうもろこしが好きでも嫌いでもない。学生時代の夏休み、実家の食卓にゆでたバイカラーのとうもろこしが置かれており、「小腹が空いたから食べよう」程度のものでした。
でも、ギーヴォから送られてきたとうもろこしを初めて食べた時の衝撃。「これはうますぎるやろ!どうなってんの?!何してるん?!ギーヴォ天才やん!」
ゆるキャラ改め、とうもろこしづくりの天才ギーヴォ
子どもたちも、とうもろこしを手から離さない。うますぎて、実を食べ尽くしても、まだむしゃぶりついている。

「これ、絶対びっくりするから、みんなに食べてみてほしいなぁ」。こう思ったことが、すべての始まりだったんです。
うちのギーヴォは、ゆるキャラ「畑の妖精トトロちゃん」って感じなので、ギーヴォができるんなら、とうもろこし栽培なんて簡単にできると思ってしまったんですよね…
想像以上の大変さ!そして地獄の始まり…
そして、お察しのとおり、お題のとおり。
俄然やる気の私は、作付けを20a(小学校の25mプール8つ分)ほどにガンガン増やして、就農1年目に栽培しました。
消毒、追肥、間引き、消毒、消毒、消毒....
すべてが間に合わず、結果、半分以上が虫食いでした(先の黄色い部分が芋虫の糞です)。

悔しすぎたけど、最後までやるしかない。なんなら大変すぎて悔しいことにも気づいてませんでした。
でも、ハスモンヨトウ(害虫)様のおかげで本当に大きな勉強になりました。
あれ、才能あるんちゃうん?私
今年は、去年みたいな悔しい思いはしたくない。何よりマジで虫が嫌いやから、とにかくあの動めく小さなウニョウニョの虫を見たくない。キモい。
ほんで、きれいな形のとうもろこしを作りたいんや、私は!

この気持ちが強く、4月から栽培計画を立て、消毒計画も立て、ギーヴォに「これで行くからついて来てくれ!」と伝えると、嫌がることもなく「はーい!手伝うね!」
え、あれ?!そういう感じ?!ええの??!!!
ということで、今年のとうもろこしは、虫にやられたのは両手で足りるだけ。

口も手もあんまり出さない代わりに、やりたい放題やらせてくれるギーヴォには、本当に感謝しています。
でもね、どこにいるかだけは教えてほしいよ!
というわけで、元アパレル女が自分の農業の才能に気づいてしまった、というお話でした。

ぼちぼち秋を感じたいですよね?! ということで、次回は稲刈り、芋掘り、干し柿。
そして、ギーヴォは何処へ?
お楽しみに!