殿倉さんの農事録
[殿倉さんの農事録]

4年目にして最後の年の農家さん日記、はじまります!

2022年から書いている私の農家さん日記ですが、今年が最後の年になりそうです。改めて自己紹介をさせていただきますね。

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1984119日生まれの41歳、殿倉由起子と申します。地元の飯田市で就農して15年となりました。

地元を飛び出してイギリスへ

飯田市で生まれ育ちましたが、田舎を出たくて出たくて、高校卒業後にイギリスの大学へ留学し、観光学を学びました。

在学中にスコットランドのエディンバラでホテルのインターンを経験し、卒業後も1年近く同じホテルで働き、学生ビザが切れる2007年に帰国しました。イギリスから帰ってきて、20年近くになります。

tonokura02-20250806ホテルでのインターン時代

帰国、結婚、そしてUターン就農へ

帰国後は東京の外資系ホテルへ就職し、2010年に結婚をして、2011年の東日本大震災を機に、夫とともに飯田市へUターンしてきました。そして父が経営していた株式会社太陽農場へ入社し、就農しました。

もともと「飯田市から出たい、農業は好きじゃない、自分には合っていない」と思っていたため、東京で働いている際に野菜ソムリエの資格の取得をし、農業のかたわら野菜ソムリエプロとしても活動をしてきました。

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野菜ソムリエプロの活動をしていくなかで、若手農家の仲間に出会い、地元の農業青年クラブ「かたつむりの会」に入会し、長野県の農業青年クラブ「PALネットながの」の会長を務めるまで農業界にのめり込んで、たくさんの仲間ができました。

tonokura04-20250806若手農家を中心とした「PALネットながの」の仲間たち

2021年から父から代表を受け継ぎ、太陽農場の代表として仕事をしています。

シードルも楽しめる宿をオープン

野菜ソムリエの活動とともに力を入れてきたのがりんごで作るお酒の「シードル」の普及活動です。留学先のイギリスで慣れ親しんだお酒だったこともあり、自分で作るりんごのお酒ができたらどんなに楽しいだろうと思ったのがきっかけで興味をもちました。今では自社のりんごを使ったシードルを販売しています。

tonokura05-20250806育てたりんごで作ったシードル

そして202311月、自分たちの畑の横に「Cider Barn &more」という宿をオープンしました! 農業体験をしてもらい、シードルを飲んでもらいながら、飯田市を見渡せる場所でゆったり過ごしてもらいたい、そんな気持ちで経営しています。

tonokura06-20250806「Cider Barn &more」外観

プライベートではひとり息子の母親です。今年ついに息子も小学生になりました! 今は小規模特任校の制度を使って、上村小学校という地元から離れた山奥の小さな学校に通っています。

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今年から農家さん日記の連載をはじめた宮沢みえさんと田畑優奈さんは、じつはお友だち! しかも日常的におつきあいがあるので、2人との出会いも書けたら面白いかな、と思っています!

それでは今年もよろしくお願いします!

ゲストハウス&カフェ「Cider Barn &more」

Cider Barn &more

〒399-2602 長野県飯田市下久堅下虎岩41-2
tel.  070-3197-0412

ご予約やお問い合わせはホームページからお願いいたします

公式サイトはこちら
Instagramはこちら
この記事を書いた人

殿倉由起子さん

殿倉由起子さんは大学卒業後勤務した東京のホテルスタッフから転身して、子育てをしながらも地元の飯田市でぶなしめじとりんごを栽培する農業法人の経営者。農業のかたわら、野菜ソムリエプロの資格を持ち、夢だった農家民泊&カフェ「Cider Barn &more(サイダーバーン・アンドモア)」の運営も始まりました。

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