今年最後のりんご「サンふじ」の収穫が始まりました。

今年のりんごは大不作です

去年の夏の猛暑からか、私が倒れて作業が回らなかったからか、今年の春先、りんごの花が全然咲きませんでした。

特にサンふじ。そして「新わい化栽培※」のもの。こんなに花が咲かないのは何年振りでしょうか。ってくらいにびっくりした光景でした。

※新わい化栽培　長野県で推奨されている、早期多収・省力生産を目指した栽培方法。樹の高さが低く、作業しやすいのが特徴。

そして今年も猛暑。シナノリップは暑さに強い品種だからなんとかまともに収穫できましたが、サンつがる、シナノスイートは暑すぎて全然色が入りませんでした。やはり、りんごにはある程度の寒さ、朝晩の寒暖差が必要だということを改めて実感しました。 

極めつけはシナノゴールドの炭疽病です。炭疽病はりんごの果皮が腐ってしまう病気で、しかも感染力がすごい。雨が降ると、雨を伝ってさらに病気が広がってしまう。そして越冬する病気なので、次の年に影響が出てしまうのです。

シナノゴールドはこの炭疽病にとても弱く、私たちの園地では梅雨の長雨が続いた年にシナノゴールドが、ほぼ全滅するほど炭疽病が出てしまいました。JAの営農技術員の方にも協力をいただきながら、なるべく炭疽病が出ない防除体系などを作ってきました。

それだけ気をつけていても、やはり出てしまった。今年はほんとに破棄も多くなってしまいました。

いろいろ苦労が続いた今年のりんご栽培も、サンふじの収穫をもって終了となります。とはいえ、まだまだサンふじの収穫は始まったばかりです。

やはり暖かい気候が影響していて、赤い色が入るのにいつもよりも時間がかかっています。先週から夫が中心となって、赤いものから少しずつ収穫している状態です。

今年もご注文してくれた皆さんに、なんとかりんごをお届けできるよう、最後のりんごの発送まで頑張りたいと思います！

ゲストハウスCider Barn &moreの日々

宿は8月から10月にかけて忙しい日々が続きました。

8月は夏休みの日本人の家族連れが多く訪れてくださり、9月から10月にかけてはインバウンドのお客さまが多く宿泊してくださいました。

私が留学をしていたのは、もう20年ほど前のこと。すっかり英語を忘れてしまっていたのですが、外国からお客さまが来てくれるごとに話す機会が増え、徐々に恐怖感は消えて、英語を話せるようになりました。やっぱり英語を使うって大事だな〜と改めて思います。

息子はまだまだ英語を話すことはできませんが、外国人のお客さまとコミュニケーションをとるのが好きみたいで、地図の本を持ってきて、お客さまがどこから来たのかシールを貼ってもらったり、一緒にボードゲームをしてもらって楽しんでいます。

英語に興味が出てきたみたいなので、話せるようになってくれるといいな〜と思います。

イギリス人のゲストに住んでいるところを聞いています

イスラエル人のゲストとボードゲーム

寒くなってきて、薪ストーブを使う機会が増えてきました。お客さまの中には、薪ストーブの前でゆっくり読書をしたり、お酒を楽しむ方もいらっしゃいます。冬ならではの宿泊の楽しみのひとつです。

飯田は雪の少ない場所なので、県外からの方にも来てもらいやすい街です。ぜひ、Cider Barn &moreで冬も楽しんでいただきたいです。