詩乃さんの農事録
[詩乃さんの農事録]

子牛の成長と和牛施設見学

こんにちは!

 11月6日に御嶽山、初冠雪です!ほんのりですが。白くなっている御嶽山を見たら、急に寒くなりました(笑)

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まだまだ紅葉も綺麗ですよ〜🍁

天気のいい日にはドライブに行きたくなりますね

子牛の成長をご覧ください!

前々回から紹介している子牛です。

shino03-20241113手前がハシくん

あと1週間程で生後3か月になるところです。前回に比べて、横も縦も大きくなったと思います。

この子牛に、記事の中だけの名前をつけちゃいましょう! 

何にしようかな〜。84日生まれなので、ハシ? 無難ですかね(笑)

パッといい名前が思い浮かばないので「ハシ君」でいきましょう。よろしくお願いします!

ハシ君、ついにお友だちができました。 

shino04-20241113左がハシくん。真ん中の小さい子が新しい友だち。後ろはお母さん

10月5日に生まれた子なので、2か月の差があります。 今月中には離乳するので、お母さんと一緒に過ごせるのもあと少し。

冬支度 

11月になり朝晩の気温が下がってきました。寒さに弱い子牛にネックウォーマーをつけました。

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首元を温めるだけでも、だいぶ違います。 親牛は、ある程度の寒さは平気ですが、子牛はすぐに体調を崩します。

親牛に比べて子牛は
・毛や皮下脂肪が少ない
・第一胃での発酵が少ない(発酵する=熱が出る)
からです。 

牛には四つの胃があります。その中で第一胃は番大きく、食道とつながっていて、微生物の作用によってエサを発酵、分解する役目があります。

もっと寒くなったらヒーターを点けたり、ベストを着せます。

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和牛繁殖センターを見学

農業農村支援センター(木曽地域振興局)の方に協力をいただき、郡内にある「和牛繁殖センター」へ見学に行ってきました。

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簡単にいうと、おもに子牛を産ませて、生まれた子牛を「ヌレ子」として農家さんにを販売するところです。

生まれたばかりの様子から、生まれたての子牛をヌレ子と呼んでいます。実際に濡れたままの子牛を販売するわけではありません。 

昔は子牛を買ってミルクを与えて、市場に出せば利益の出るやり方だったと思いますが、今の情勢では、買った子牛の値段に、市場に出すまでにかかるミルク代やエサ代を合わせると、市場で売れる子牛の値と下手すればどっこいどっこいです。なかなか厳しい世界です。 

我が家はヌレ子を買ったことはないのですが、どういう施設なのか見てみたく、連れていってもらいました。

いろいろな飼育方法があるんだなと、またひとつ知識を手に入れました。

 今回はここまで!

 これからどんどん寒くなると思いますので、お身体に気をつけて、元気に過ごしましょー!

では、また次回!

この記事を書いた人

林詩乃さん

一般企業を退職し、19歳で祖父母が営む黒毛和牛の繁殖農家を継ぐことを決意した林詩乃(はやし・しの)さん。木曽御嶽山の麓の牧場で、現在飼っている牛18頭のうち6頭が詩乃さんの牛です。畜産農家となる夢は現実になり、さらに大きく膨らもうとしています。

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