どぅもー!長野県北部は中野市で20品種のフルーツを育てていますっ
三井♡透です(∩´∀`)∩
すっかり秋めいて、朝晩冷え込むようになりましたね。みなさんは風邪などひいておりませんか?
私は家系ラーメンで喉の消毒をして、元気MoriMori☆デス!ということで。
今月も長野県が生んだ至高のプラム「シナノパール」、別名「麗玉」の情報をお届けしてまいります!
いきますよ~
Here we Go(ノ・ω・)ノオオオォォォ
シナノパール栽培に糖度計は必須
「スモールライト!」じゃなくて糖度計~
いよいよ収穫期を迎えたシナノパール。前回は傘かけまでのお話をしましたね。
安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」をBGMに、まさしく嫁入り前のシナノパールを見ていただいたんですが、今回はあの国民的アニメ、ドラえもんの「スモールライト!」みたいな「トゥデゥケエー!(糖度計)」を使って、園地全体の平均糖度を測っていきます。
(ちなみに「トゥデゥケエー」はIKKOさんの「どんだけ~」の発音ですね、はい)
今年は残暑が厳しく生育が途中で停滞してしまい、後半の糖度の上がり方が例年に比べて遅く、ちょっとヒヤッとしましたが (;^ω^)
9月末で平均18度と、なかなかいい数値になりました。
「目揃え」で出荷基準を決める
シナノパールの出荷基準を生産者でごにょごにょ…
JA中野市では、出荷の際に必ず部会(生産者の集まり)での「目揃え」を行います。目揃えとは、見本を見ながら出荷基準の確認をすることです。
中野市のプラム生産者は90名ほどいますが、そのうちシナノパールの生産者20名が集まって目揃えをしました。
見本がまさかの400gオーバー!
見本として出ていたこの果実、まさかの400gオーバーでした! ほんとデカい(;゚Д゚)
目揃えをしながら (´_ゝ`).。o○「あれ、試食にならんかな…」って、ずっと狙っていました(目揃えのあとスタッフでおいしくいただきました (●´ω`●)ウマ)
麗玉の目揃えは北信地区合同で行われました
さらにさらに後日、選りすぐりのシナノパールである「麗玉」の目揃えが!
中野市内で麗玉の生産者は10名ほど。
ちなみにトゥデゥケエー(糖度計)は、お値段なんと30万します (; ・`д・´) 意外と高いんだぜ! 中野市では糖度計を所有しないと麗玉の出荷はできないのです。
今回は県の担当者を交えて、JAグリーン長野さんと合同で目揃えを行いました。
先ほど糖度の話をしましたが、我々果樹農家は糖度だけでなく、酸度(酸味の数値)も測ります。たとえば、糖度20度のシャインマスカットであっても酸度が高いと甘く感じません。
さ・ら・に 麗玉は硬度(果実の硬さ)も測ります。
「なぜ?」と思われたそこのアナタ!(=゚ω゚)ノ
飲み会の席でサラダをみんなに取り分けていませんか!?(いきなりなんの話ー)ってのはおいといて。
プラムはジューシーかつ繊維質な果物なんです(かじると歯の隙間に果肉がはさまるアレ)が、シナノパールは独特の食感で、一定の糖度で樹熟させると桃のようなしっとりモチモチの果肉になるんです。
麗玉はその条件がそろわないと出荷できなくて、個々の生産者で収穫解禁日を設けています。ちなみに三井農園は2024年は10月7日が解禁日でした。
解禁日を待って、レッツ収穫~!
シナノパールは表皮が弱々なので傘ごとイン!
シナノパールは表皮が本当にデリケートで、たとえるならおぼろ豆腐ような、ちょっとあたると傷になってしまうので、アムロちゃんをBGMにしながら、かけた傘ごとパレットにソフトイン…
そぉーっと採ってソフトイン…(出張先で泊まるのは東横イ…)
研修生も黙々と収穫!
そんなデリケートな収穫に、今年も東京は大手町のJAビルから研修生たちがやってきて、収穫を手伝ってくれました。
フルーツの収穫がはじめてという研修生もいるなか、みんなドンドン慣れていき、バンバン収穫していきます\(゜ロ\)(/ロ゜)/
(バンバン収穫するけど、ソフトイン…)
続いて選果&パッケージング
重さとコンディションで選果していくよ!
収穫後は、そぉーっと輸送して、選果していきます。
重さや果実の状態を見ながら、階級・等級に分けます。これが地味に頭を使うので、研修生たちもクラクラしてきます。
この時、研修生たちは「思ってたんとちがうー!」ってなってたはず(*´▽`*)へへへ。人生そんなもんだじぇ。
ぼ、僕とMerry me!
選果できた果実を、次は等級順にパッケージングしていきます。
最初に麗玉。出た!このゴージャス感! まさに、これからプロポーズでもやるんじゃねーかっていうパッケージ!
この箱にパコっとはめ込むのが意外と難しい。
どれぐらい難しいかと言ったら、奈良の東大寺にある柱の穴を小太りの中学生がくぐろうとして途中で突っかかってバスガイドさん2名に引きずり出されるくらい難しいです。
(これは24年前の三井の実話です (;´・ω・) コワ)
キャップにはめてパックにパイルダーオン!
次に、シナノパールのパッケージへ。
これまたキャップに慎重にはめ込んで、パックにパイルダァァァァーオォン!
…ス_( _´ω`)_パコ
まだまだー!もうひとつ! パックにパイルダァァァァーオォン!
…ス_( _´ω`)_パコ
2個入ったらぁぁぁぁぁ、留め具を(-ω-)/カチャ
はい!1個完成!
これを6回繰りかえして1箱になります。勢いと正確性が試される作業ですね!
これを延々と行い、みなさまのお手元へお届けするのであります!
(ちなみに「パイルダーオン!」とは小型戦闘機「ホバーパイルダー」とマジンガーZ本体がドッキングする時のかけ声です)
最後になりますが
「長野県のおいしい食べ方」プレゼント企画にご当選されたみなさま~。
おめでとうございまっす!シナノパールのお味はいかがでしたか?
食べていただいた方に笑顔になっていただける、そんなフルーツを今後も育ててまいりますので、みなさまもぜひ、長野県産のおいしい旬の食材を手にとって食べてみてください!
それではみなさん、半年間おつきあいいただき、ありがとうございました。
また、どこかでお目にかかる日まで。お元気で!
以下、三井VSおとうふ(長野県のおいしい食べ方担当者)
おとうふ「いやいや、三井さん勝手に企画終わらせないでください」
三井「え、だって収穫まで書いちゃったじゃん」
おとうふ「いや、三井さんの連載枠あと3回あるんで」
三井「収穫終わったら書くことないじゃん」
おとうふ「そこをなんとか…」
三井「え、俺がなんとかすんの?」
おとうふ「はい」
三井「えぇぇぇ…。じゃー、東大寺の柱でもくぐりに行く?」
おとうふ「あ、そういうのはいいんで。(@ー@)カチャ」
三井「え、そういうときだけ眼鏡の奥から冷たい目で見るのやめてよ~」
おとうふ「で、書くんですか?書かないんですか?
(@ー@)カチャ」
三井「か、書きますよ…」
というわけで、おとうふです。
(実際の私こんなに厳しくないですよ!汗)
まだまだ三井さんにはご執筆いただくということで(笑)。
次回は、前回募集した三井さんへのご質問にお答えいただきます。更新はちょっと先ですが12月11日(水)です。楽しみにお待ちくださいね!