Mt. Asama Dairy Farmer's Diary 05 Late Spring
●酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭〜50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴15年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。
桜の季節もあっという間に過ぎ去って
もう初夏ですね、初夏!
動くと暑いし、じっとしてると涼しいし...
(++;
なんとも服装も選びにくい季節ですね。
先月のライ麦
そして最近のライ麦
そろそろ収穫の頃合いの時期になりました。
と言っても、ライ麦の実を収穫するのではなくて、
茎から葉、穂先まで全部を牛のエサにします。
エサにするための収穫作業は、
ライ麦の穂先が出きった(伸びきった)頃に
刈り取りに入ります。
刈り取ったライ麦は、畑である程度乾燥させてから、
円筒形のロールの状態にします。
そして、フィルムで密封して乳酸発酵させることで
牛に食べさせる飼料になります。
そんな仕事ももうちょっとで始まりそうなライ麦畑です。
先月の農事録の記事へのコメントに
「生乳100パーセント使用」 と書いてあるのは
どういう意味なのでしょうか?
そんな質問がありました。
私の知ってる範囲での答えになりますが
基本的に、加熱殺菌処理されていなければ
販売することは出来ないのが普通なので、
「生乳」とパッケージに書かれていても、
商品名などを記載する責任表の所には
「牛乳」、「加工乳」、「乳飲料」などと
記載されていると思います。
「牛乳」...基本的には生乳100パーセントが原料の商品
「加工乳」...低脂肪乳などの乳成分中から一部の成分を減らしたりと、何かしら手を加えてある商品
「乳飲料」...コーヒー牛乳等のような牛乳プラスαの商品
どれも加熱殺菌処理をされた物になります。
私も勉強不足な所があると思うので
足りない所があると思いますが、
このように分類されている事を考えると
「生乳100パーセント使用」と記載されているというのは、
消費者の方々へのアピールの為のような物
じゃないかなと思いますが、
加工販売業者さんも、どうやって消費者の皆さんに
手に取って貰うかを必死に考えて
パッケージラベルデザインをしているので、
もしかしたらそんな意図もあるのでは、と思います。
「牛乳」、「加工乳」、「乳飲料」の他にも
「特別牛乳」と言うのも有ります。
この「特別牛乳」これは100パーセント生乳です。
加熱殺菌処理されていません。
厳しい衛生検査基準をクリアした生乳のみが
販売を許される生の牛乳です。
まあ、こんな感じなので...
(^^;
また勉強しておきます・・・
新緑の初夏
若葉色っていいですね。
優しい色合いが何とも言えません。
森林浴などにどっぷりと浸りたい気持ちにさせる季節ですね。
(^o^)皆さん、たまには癒されにレッツゴー!
あわせて読みたい:
・原田さんちの親子2世代酪農農事録 過去記事