Mt. Asama Dairy Farmer's Diary 11 Late Autumn
●酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭〜50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴13年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。
今の季節
10月と同じ様な仕事をしています。
そろそろ終了という所なのですが
田んぼからのワラ上げと
ライスセンターからのもみ殻運び
その他にはと言うと
来年の農作業のために
今年使った農機具の点検整備や
施設の周りの不用品の処分などと
家庭菜園の野菜などを
冬に備えて貯蔵したりしながら
冬支度をするのが
これからの作業になってきます。
なかなか片づけをせずに
置きっぱなしと言う事もあったりして
この時期にまとめてやる事が
多くなってきています。
結構これが面倒なんだぁ〜
(@@;
話は変わりますが
稲の家畜用飼料というのは
知っていますか?
稲を青い内に刈り取って
発酵させて
家畜用の餌として
給与するんです。
この餌は
「稲ホールクロップサイレージ」
と呼んでいます。
略して「イネWCS」と
読んでもいます。
稲の穂が出てから
実が入るまでの間に
収穫します。
こちらの収穫は
専用のコンバインを使って収穫します。
詳しく説明しますと
コンバインも専用の機械になっています。
飼料用稲収穫用のコンバインです。
収穫の様子は
稲を根元から刈り取って
細かく裁断します。
そしてコンバインの内部で
直径1メートル位の
ロール状の形になって
出てきます。
これをフィルムで覆った物を
イネのホールクロップサイレージ
と呼びます。
重量は約300キロになります。
これも発酵処理をしてから
牛さん達の飼料として使います。
だいたい8月下旬から9月上旬位に
運ばれてくるので・・・
(^^;
イネWCSは農協から購入している物なので
収穫作業の写真とかもなくて
これ以上詳しく説明する事が出来ません。
ごめんなさ〜い。
写真に写っている通り
周りには獣害よけのネットも
張ってあります。
来るんですよ。
イノシシとかアナグマとか
冬場の餌を欲しさに!
困ったものです。
なんとかならないものでしょうか?
困った事と言えば
今年はクマの出没が多いですよね。
クマは通常は冬眠のために
この時期にお腹いっぱい食べて
冬眠に備える訳ですが
お腹が満たされないと・・・
(・・?
どうなると思います?
冬でも
(+o+;
出没するのだそうです。
冬眠できずに。
まあ、
イノシシは
冬眠しないから
オールシーズン
出没するのですが
・・・・
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