さて、
11月に入り、オレの部屋の窓の外にも、柿が吊るされはじめました。
毎年恒例の景色
今年はウチの柿が豊作で、大量に採れたので、隣近所や親せきにまでお裾わけいたしました。
そしてそのお返しに、お菓子を始めビールや刺身、カラシレンコン等々、いろんなものをいただきました。
柿のおかげで、宴会が出来ます。(^◇^)
まぁ、言い換えると、
ウチの柿の木に、ビールや刺身が生ったようなもんです。(^_^;)
ビールの生る木
ところで、
柿を吊るし始めた11月初旬のこと。朝、友人のりんご農家から電話がありました。
聞けば、家の裏のりんご畑に近い山の檻にクマがかかったとのこと。(@_@)
行ってみると、、、
そこには大きなクマさんが
今年は異常気象により、山にドングリなどのエサがなく、この辺でもたびたびクマが現れて、問題になっています。
クマもエサがなくて大変でしょうが、近くに住む人間は危なくてしょうがありません。
近年の気象状況や、獣害の発生状況をみると、この傾向は今後も続くことでしょう。
国や自治体には、長期的には、クマや人、山などの生態系を考えた恒久的な対策と、短期的には、人の安全性を優先した対策の両面を考えた上で、計画、説明、実施と、早急に具体的な行動をおこしてもらいたいと思うのです。
国や自治体がイニシアチブをとって行動しないと、単純に「処分すればよい」とか「守るべきだ」とか、言い合うだけでは何も解決しないですから。
ちなみに、このクマさんは眠らされた後、再度山へと放されたそうです。
もう、戻ってくるなよ。。。
と言いたいが、エサがなけりゃねぇ。
さて、10月下旬から、
今年最後の品種「サンふじ」の収穫がはじまりました。
りんごの王様「サンふじ」
そして、11月下旬になった今は、収穫もそろそろ終盤に・・・
というのが例年の流れなのですが、
今年は11月の20日を過ぎても、りんごの木にまだ多くの実が生っています。
今まで出荷してきた他の品種同様、「ふじ」も遅れているのです。
いざ採ろうと、りんごに手を伸ばすのですが、
ん〜〜〜〜、
イマイチ熟し加減が悪くて、採れずに戻す。
週末ともなると、近くにある「りんごの木のオーナー園」では、りんごの木のオーナーの人たちが、ワイワイと楽しそうに、すべてのりんごを収穫し帰っていきます。
その隣のりんご園では、プロの農家がウンウン唸りながら、採れずにりんごをじいっと見つめている。この時期、そんな対照的な風景が見え隠れしています。
いつもはこの時期になると、ほとんどの果実が熟してきていて、見るとほぼ瞬間的に採れるりんごがわかるんですけれど。
今年はいまだ、収穫するのに一個一個りんごと対話しつつ、採り進めねばならぬ現状です。
対話しながら採る作業は、神経を使うので、とてもシンドイのですよ。(+_+)
その割に収穫できる量は少ないし。。。
蜜入りはまぁまぁ、そこそこなんだけど
一体おまえは、熟しているのかい?
ということで、
今年の収穫は苦しみつつ、もうしばらく続きそうです。
今年は、夏から秋にかけて暑かった割には、今はもう冬の寒さ。
りんごは遅れても、季節は待ってくれないようです。
この農事録が公開される頃は、きっと採り込み作業の最盛期を迎えていることでしょう。
がんばれ、オレ!
いよいよ本格的に寒い季節がやってきました。
みなさんもお体に気をつけて!
無事の収穫終了と皆さまの健康を祈りつつ。