さて、今のりんご畑はといえば・・・
こんな感じになってます。
ま、まる坊主!?
いやいや実は、ここのりんごの木は今年植えかえる予定で、枝を払い落し伐採の途中なのです。
全部のりんごの木がこんな風になっているわけではありません。
チェーンソー大活躍
りんごの木も歳をとって来ると、だんだんと良い果実が生りにくくなります。
りんごの木の仕立て方にはいくつか方法がありますが、ウチでやっている「わい化栽培」では、植えてから15〜20年以上になってくると、そろそろ植え替えたい時期となります。
しかし、そこには大きな問題が・・・
りんごの苗は植えてから数年は稼げるだけの量が採れません。稼げるようになるまでには、少なくとも7、8年はかかります。(「わい化栽培」の場合)
今回伐採したりんごの木達は、多少歳はくっていても、まだまだバリバリ稼げる木々たち。切ってしまえば当面の間、その分の収入が減ると言うわけです。
しかし、ウチのりんご栽培の未来を考えれば、今あえて植え替えるのでございます。
ある意味、会社経営と似ているかもしれないですね。
新入社員入れて教育することは、会社としては一時的にマイナスかもしれないですが、数年後彼らが中堅となったとき、バリバリ稼いでくれるようになっていく。
最近は不景気故、新入社員の採用が厳しいと聞きます。明るい未来のため、企業もがんばってできるだけ多くの新人を採用してもらいたいものですね。 オレもがんばるから。(^^ゞ
ところで、冬から春にかけてのこの時期、りんご農家の主な仕事は、「せん定作業」になります。
せん定をほどこすことで、1本1本、すべてのりんごの木について、日当たりが良く、作業がしやすく、薬剤がムラなくかかるように、りんごの木を切り整えていくのです。
ノコギリも大活躍します
この作業を春までに終わらせておかねばなりません。
りんご農家というものは、冬は完全に閑をしているかとも思われがちですが、意外とやることは多いのです。
案外忙しい!?のですよ・・・
なんて・・・
えーっと、、、
そのぉ、、、、
「意外とやることが多い」などと言った後で恐縮なんですがぁ、、、
実は、この農事録が掲載される頃、オレは日本を離れ旅の空の下に・・・
ビザもとれたし、、、
全国的に雪も多いみたいですし・・・
みなさんも体に十分に気をつけて
お過ごしください。
そして、みんさんにとっても
今年が良い年でありますように!