原田さんの農事録
[原田さんの農事録]

原田さんちの親子2世代酪農農事録 第16回

 

 

Mt. Asama Dairy Farmer's Diary 04 Mid Spring

●酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭〜50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴14年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。

 



 

shidaresakura_at_naganocity.png


日ラジオから
桜の開花の便りが聞こえてきます。
桜色に染まった景色。
見とれてしまします。

(^^vう〜ん

日本人に生まれて良かった。
そう思わずには、
いられない気持ちを覚えるのは・・・

(〜〜;?

私だけでしょうか?


この季節になると思うのです。
沖縄から北海道にかけて
桜の開花と一緒に
日本桜巡りをしたい(!)、と。

いつか実行してみたい夢ですね。
ささやかながら・・・

(^^;

写真は先日、
長野に所用で出かけた際に
撮った写真です。
見事な枝垂れ桜でした。


綺麗ですね〜。



 

かくなってきましたね。
ここは牛さんの食べる牧草を
栽培している牧草畑です。

春になると・・・
牧草畑にはゴミが!

酷いものです。


 

20110416-003.jpg

春先の仕事の一つがゴミ拾いです。
なにも知らない方には、
牧草畑はきっと
なにも作っていない
荒らし畑に見えるのでしょうかね?


20110416-006.jpg

落ちているものは
空き缶とタバコの空箱が
多かったです。
他にもいろいろありました。
なかには
飲み終えたペットボトルの中に
別の液体を入れて捨ててあるものも。

モラルを疑いたくなりますよ。
捨てた人の!


20110416-004.jpg

えてもみてください、
みなさん。
牧草畑は家畜の餌を
栽培している所です。
収穫は機械で行います。
ゴミも・・・
混ざってしまいます。


20110418-005.jpg

これが
私たち人間の
食べる物だったとしたら
誰だって嫌ですよね。
食卓の食器の上にゴミ山盛り!
考えたくもありませんよね


20110417-007.jpg

毎年この時期になると
こんな事を思ってしまうのですが
いきなり書き出しから
ゴミの話題となってしまい・・・
重い話題で、

m(_ _)m

すいませんでした。


話題を変えましょう。


20110416-008.jpg


ころでみなさんは、
「カルシウムパラドックス」って
知っていますか?


カルシウムが不足するというのは、
体にとっては緊急事態。
一大事とばかりに、
骨に蓄えてあるカルシウムが溶け出して
不足を補おうとするのですが、
このとき、補いたい一心(?)で、
必要以上のカルシウムが溶け出し、
かえって体内にカルシウムが溢れ出す
といった事が起こります。

これが「カルシウムパラドックス」です。


bones.png

体内から溶け出した
余分なカルシウムは
血液や細胞に入り込みます。
これによって
さまざまな病気が起り、
老化の原因にもなります。

体内のカルシウムの不足は
カルシウムパラドクスの
原因になります。

ですが、
食品などで
対外から補給されるカルシウムは、
とりすぎても
必要以上は排出されるので
安心です。


 

食事には小魚や乳製品を
積極的に取るようにして
カルシウム不足に
ならないようにして下さい。

特に日本人は
カルシウムが不足しがちなようです。

私もカルシウムパラドックスには
知ってみてびっくりしました。
みなさん、気をつけましょうね。


milk.png

乳は脂肪分が
太りそうなので飲みたくない
と言われる方も
いるようですけど、
最近の研究の報告では
牛乳を飲んでいる人たちの方が
飲まない方たちと比較すると
メタボの人が少ない
という報告もされています。

牛乳の機能性食品としての効果も
またお伝え出来る所は
書いていきたいと思います。


 

月の連休の頃にもなると、
夏日の気温の観測も聞かれます。
夏ももうすぐそこですね。

五月と言えば・・・
鯉のぼり! です。


 

koi_nobori.gif


風に吹かれて泳いでいる姿は
見ているだけで
気持ちがいいですよね。
空一面を泳ぐ姿には
迫力と爽快感を感じます。


ゴールデンウィークには
そんな場所に
出掛けてみては
如何でしょうか?

(^-^)


あわせて読みたい:

 ・原田さんちの親子2世代酪農農事録 過去記事

この記事を書いた人

原田紀男さん・貴信さん

酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭~50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴15年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。

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