管理作業がだんごになってきて焦ってマス!
ってことで今月も~バタバタの三井農園の農事録Let’s トライ!
豊作なのに、実は落とす…
さぁ、先月の農事録でご報告した授粉の結果はっ!
↓前回の三井農園の農事録はこちら
https://oishii.iijan.or.jp/reports/mitui-20220511
!!!!豊作です!!!!
!!!!YEAH!!!!
いやー、本当よかった。
実がつかないことには、果樹農家としては開店休業状態になってしまうので(ここ数年は品目によってそんな感じでしたが)、まずは実がついてくれたことに感謝です。
樹たちよ、よく頑張った!
順調に実がついてくれので、ここから実を適正量になるように落としていきます。
……。
「結局、落とすんかーい!」みたいになりますが、やはり必要なことで、風で擦れてしまったもの、病気や虫に食われてしまったものを落とし、養分を集中させるために、さらにある程度落としていくんです。
結実量が少ないと、この作業で選ぶことができず、大変なのです。
プラムの摘果は「プラスワンモア」で
三井農園ではプラムが一番最初の収穫になり、7月前半の収穫まで約2か月しかないので、超特急で終わらせていきます。
今年、お手伝いの方々にもお願いしたのが「+one more」ってことで、気持ち多めに落としてもらいました。
プラム摘果前
プラム摘果後
「なんで?」って、実が大きくなるんです!
5月から6月にかけてが第一成長期。細胞分裂が盛んに行われるので、摘果から2週間後にはドドォォォーンと2倍ぐらいの大きさまでデカくなります。
作業を進めていくと、どうしても多く残しがちになってしまうので、意識的に落としてもらいました。
2週間後にはここまで大きくなります
続いて桃、リンゴ
プラムが終わったあとは桃です。
三井農園では自家受紛できる「あかつき」「白根白桃」などは摘花しているので、摘果をするのは「川中島白桃」「黄金桃」になります。
桃の赤ちゃんたちです
プラムの摘果とちがい、これから大きくなる実と、生理落下する実のサイズ感がちがうので、作業自体はスムーズに進みます。
このあと6月後半から袋かけを行っていくのですが、そのころにはピンポン玉サイズまで大きくなってくれます。
そして最後はリンゴです。
「サンふじ」はとくに中心花を残すことで、きれいなカタチのリンゴに仕上げられます。
ぽつーんとしてしまうんですが、コレでいいんです!
今年は授粉のタイミングが合わず、側花(そっか)と呼ばれるところまで結実してしまったため、摘果がちょっと大変です。
「早く摘果してくれ」と言われているようで…
どの果物も1日でも早く摘果をしてあげることで養分を集中し、大きくなってくれます。
とはいえ、この時期は毎日が目まぐるしく、作業をこなしていく季節。果樹農家も田植えをしますし、家庭菜園の準備が忙しい。そんななかにも楽しさが溢れています。
田植えもやるよー
実りの多い1年になるよう、頑張ります!
忙しさの中にも楽しさや綺麗なものが溢れてます。むしろ漏れてます