詩乃さんの農事録
[詩乃さんの農事録]

とうもろこしの種まきと、山村牧場の牛の名前

 

こんにちは!

あちこちから草刈りの音が聞こえる時期になりました。山の緑と空の青さがキレイな季節が私は大好きです!

ということで、今回の農事録はじめます。

やっと、とうもろこしの種まき

雨続きの日が過ぎて、やっと畑仕事ができるようになりましたー!

去年は4月の下旬にはもう、とうもろこしの種まきがはじまっていたのに、今年は5月に入ってからやっと堆肥を入れたりマルチを張ったり、とうもろこしを蒔くまでの準備段階にたどり着きました。

ゆっくり急がずにやろうと思っていても、焦ってしまいます。天候は仕方ない、仕方ない…。

さて、「マルチを張るぞ!」となった矢先、マルチャー(マルチを張る機械)が故障。急遽、近所の牛飼い仲間にマルチャーを貸していただき、ちょうど仕事がお休みだった母と姉を助っ人で呼び、50アールほどの畑を5人で1日かけて、なんとか全部の畑のマルチを張り終えました。

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1回目を5月10日に蒔き、それから4、5日ずつ間隔をあけて蒔いていきます。

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2週間でこのくらい成長します。もう少し成長したら、間引きをして欠株があるところに補植していきます。

牛の名は……

畜産はどういう仕事をするのか、これから少しずつご紹介していきたいなと思います。

牛飼いにはそれぞれの飼い方があるので、みなさんが同じことをしているとは限りません。この飼い方が牛にとっていいのか悪いのか、正直わかりませんが、牛が少しでもストレスを感じない環境になるように心掛けています。


shino03-20220608一瞬ビックリしますが、気持ちよく寝ているところです(笑)


田中家は「山村牧場」という屋号で経営しています。

家で産まれる牛たちの名前は「やまむら123」「やまむら234」など、「やまむら」のあとに番号がつきます。

今は、ほとんどの親牛が我が家で産まれ育った牛で、数頭が北海道や鳥取から導入してきた牛です。なので、牛の名前は「やまむら〇〇」だらけ。耳標番号と合わせて数字ばかりになるので、覚えるのが大変です(笑)。

6月2日はついに! ついに私の牛が初めて出荷されます。最近は全国的に相場が下がっているので覚悟はしています……。

いい子で成長してくれてありがとう!


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次回は市場の様子をのせたいと思います。では、また次回!


この記事を書いた人

林詩乃さん

一般企業を退職し、19歳で祖父母が営む黒毛和牛の繁殖農家を継ぐことを決意した林詩乃(はやし・しの)さん。木曽御嶽山の麓の牧場で、現在飼っている牛18頭のうち6頭が詩乃さんの牛です。畜産農家となる夢は現実になり、さらに大きく膨らもうとしています。

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