詩乃さんの農事録
[詩乃さんの農事録]

牛飼いの仕事。毎日欠かさずやること

こんにちは!

最近は朝晩寒い日があるので、新しくストーブを買おうと、ある電気屋さんに行ったら、まだ売られていなくてびっくりしました!

なんとか手に入れ、早速ストーブを点けました。紅葉もちょこちょこと始まり、あっという間に冬が来そうですね

さて、今月は特にこれといって特別な仕事をしていないので、牛飼いが毎日どんなことをしているのかざっくり書ければなと思います。

エサはもちろん水分も大事

職業を聞かれて「牛を飼ってます」と答えると、よく「休みがなくて大変だよね」と言われますが、たまには休みをもらっています(笑)。

生き物相手なのでいつ何が起こるかわからないのは確かで、予定を入れても断念せざるを得ないこともありますが、牛に罪なし、です。仕方ない、仕方ない。

牛飼いが毎日、欠かさずやることがあります。それは朝晩のエサやりと堆肥出しです。

エサが大事なのは当たり前で、水分も大切です。外にしか水道がないので、毎朝、牛を外に出します。すると、みんなで競争になって飲みに行きます。

牛の大きさや、その日の気温なので変わってきますが、140リットルほど飲むかなと思います。あんまり想像つかないですよね(笑)。

天気がいい日は午後2時くらいまで外で日光浴してもらっています。

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たまにほかの仕事をしていて2時を過ぎると、「早く入れろ」と入り口近くで鳴きます。


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時間に厳しい牛さんたちです(笑)。

堆肥は発酵させて有効活用

堆肥出しは、朝、牛たちを外に出してから始めます。天気が悪い日は早く牛舎に入れるので次の日はその分、堆肥が多いです。スコップで寄せてからタイヤブルですくっていきます。

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この堆肥は自然発酵させてから畑に撒いて有効活用していきます。堆肥を出した後は「おがこ」を敷いていきます。

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おがこは牛のおしっこを吸い取ってくれて、牛の滑り止めにもなります。このおがこもそこそこの値がしますが、なくてはならないものです。

いろいろ値上がりしてきているのに牛の値は下がり気味の時代で、大変ですが乗り越えていきたいです。



という感じで、今回はざっくり牛飼いの仕事を紹介してみました。毎日かわいい牛と触れ合いながら働けるのは最高です!

では、また次回!

 

この記事を書いた人

林詩乃さん

一般企業を退職し、19歳で祖父母が営む黒毛和牛の繁殖農家を継ぐことを決意した林詩乃(はやし・しの)さん。木曽御嶽山の麓の牧場で、現在飼っている牛18頭のうち6頭が詩乃さんの牛です。畜産農家となる夢は現実になり、さらに大きく膨らもうとしています。

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