「私、じつはキノコ農家です」

なんでこんなことを初っ端から言うかというと、じつは私のことをリンゴ農家だと思っている方がたくさんいるから。私は就農当時からリンゴの生産販売を担当していて、リンゴについての発信を多くしていました。

しかし去年、父の跡を継いで会社の代表になってから、ことごとく自分はキノコ農家だな~と思い知らされることとなりました。今では毎日のようにシメジの収穫作業をしています。

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そんなわけで、今回は主力のブナシメジについて紹介したいと思います。

ブナシメジは収穫まで3か月

ブナシメジの人工栽培が始まったのが飯田市だといわれています。市内にはそれを記念した碑があります。今は長野県の北部にある中野市がシメジやエノキなどキノコの大産地となっていますが、南信州もまだまだキノコの栽培が盛んです。

キノコの栽培を始めるまでは養蚕を行っていて、養蚕がだんだん廃れてきたときに、カイコの餌にしていた桑の畑をリンゴ畑に改植し、施設をキノコ用にしたそうです。

エノキから始め、ブナシメジに変え、一時はエリンギの栽培を行っていたこともありますが、今はブナシメジのみの栽培をしています。

ブナシメジの栽培期間って、考えたことありますか? じつは約3か月もかかるんです。

まず、シメジの培地となる木でできた「おが粉」と成長の栄養となる資材を混ぜ合わせ、プラスチックでできたビンに詰めて圧力釜で殺菌します。殺菌した次の日、種菌をつけて、8090日かけて培養・熟成を行い、「菌かき」という作業を行ってから21日後に収穫となるのです。

私たちキノコ農家は、収穫して個々に包装してからJAなどへ出荷しています。

ブナシメジって、いつでもどこでも手軽に購入できますが、じつはこんなに時間をかけて栽培されていることを知ってもらえたらな~と思います。

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息子、野外保育でいろいろ体験中

さて、息子が保育園に通い初めて1か月が経ちました。息子が通っているのは「野あそび保育みっけ」という野外保育を行なっている認定こども園です。

地元ではないので、ちょっと送り迎えが遠くて大変ですが、市内のいろいろな公園で出かけたり、味噌作りや醤油の仕込み、簡単な調理実習みたいなことを行なったり、自宅ではなかなか体験させてあげられないことを毎日体験して帰ってきます。

お昼寝の時間も特にないので、しっかり遊んで、帰りの車の中でぐっすり眠ってしまい、そのまま朝を迎えることも少なくありません。親としてはどうしようかと思うことも多いですが、本人はとても楽しんで通っているようです。

息子は日本語と英語のバイリンガルで育てているので言葉数が少なかったのですが、保育園に通うようになって、毎日新しい言葉を覚えて帰ってくるのも嬉しいですね。

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そんな息子が大好きなのが時計。2歳になったころから大好きで、すぐに時計が読めるようになり、今では日本語でも英語でも読めるようになりました。愛読書は時計のカタログです(笑)。最近は畑のお手伝いもしてくれるようになりましたよ。

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それでは今月はこの辺で。

今月は3年ぶりにツアーオブジャパン信州飯田ステージが私の地元で行われます。「ツアーオブジャパンって?」という方が多いと思うので、ぜひ次回で紹介したいと思います!

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この記事を書いた人

殿倉由起子さん

殿倉由起子さんは大学卒業後勤務した東京のホテルスタッフから転身して、今や地元の飯田市でぶなしめじとりんごを栽培する農業法人の経営者。農業のかたわら、野菜ソムリエプロの資格を持ち、さまざまなメディアで農業や旬の農産物の情報の発信もしています。子育てをしながらも、将来の夢は農家民泊とカフェ運営です。

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野菜ソムリエの資格を持ち、南信州の野菜、果物、りんごのお酒の魅力を発信している農業ママです!

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