2023年1月も終わりに近づいています。もう1年の12分の1が過ぎようとしていることに、毎日バタバタしている私は焦りを感じずにいられません。
奥深い普通樹の剪定
昨年末で大体のりんごの販売は終わりましたが、同時に来季のりんご作り、剪定作業に入りました。年末に父が体調を崩してしまい、今年は私と夫で普通樹の剪定作業から始めています。ちょうど父が体調を崩す前に教えてくれたこと、そしてJAの営農指導員さんからの指導もあり、徐々に進めています。
目の前に風越山を望みながら気持ちよく剪定作業しています
今まで新わい化栽培樹の剪定を行なってきた私からして、普通樹の大きな木を剪定することはまったく違う作業です。木それぞれが違った個性を持っているため、切る前に一つひとつの主枝を見て、どこの枝を落とすのか考えながら剪定を進めていきます。
正直、新わい化の剪定に比べてかなり難しく、理論的なことが理解しきれていないのですが、とにかく1本1本の木と向き合っています。
剪定作業はりんご栽培の中でもっとも難しい技術ですが、嫌いな作業ではありません。それゆえに私は剪定しすぎてしまう癖があります。「この枝も切りたい、ここも、ここも」と思ってしまうので、その気持ちをおさえなければ、と思っています。
今、切っている木が今年はどんなりんごをならせるのか、どんな木になっていくのか、楽しみの反面、怖ささえ感じます。
私が剪定した枝、と言いたいところですが、これは営農指導員さんが剪定した枝
農家も健康第一!久々の健康診断へ
先日、何年かぶりに健康診断を受けてきました。
農家は身体が資本、とよく言いますが、なんだかんだで忙しく、時間をつくることができませんでしたが、市の子宮頸がん検診と合わせて、年明けに行ってきました。尿検査から始まり、血液検査、身長体重、聴力、視力などなど、最後は胃カメラの検査を行いました。
じつは7年も検診を受けていなかったのですが、おおむね健康ではあったものの、貧血気味、右の耳で高い音が聞こえない、高血圧気味など、ちょいちょいと気になることも見つかりました。
父が体調を崩したこともありますが、やはり定期的な検診は、農家にとっても大事なことだなと思いました。ぜひ、みなさんも定期的な健康診断は行ってくださいね!
冬は農家にとって農閑期と思われるかもしれませんが、キノコは今が一番食べられる旬の時期。剪定や、アスパラの出荷に向けての施肥など、なかなかゆっくりと休む時間がありません。とはいえ、休むことも大事。
今年は自分の身体にも耳を傾けつつ、無理をしない程度に頑張っていきたいと思います。
2023年もよろしくお願いします!