殿倉さんの農事録
[殿倉さんの農事録]

今年のりんごの収穫が終わりました!

今年も最後のりんご、サンふじの収穫が終了しました!

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今年は春先から花芽がつかず、花が咲かないという現象が起き、不安なりんごのシーズンが始まりました。

夏は昨年以上の猛暑が続き、りんごが赤くならず、シナノゴールドは果皮が腐ってしまう炭疽病が広がり、りんごにとって本当に大変な年となってしまいました。

毎年たくさんの方にお歳暮の贈答用として使っていただくサンふじですが、例年に比べて約半分程度の収量となってしまい、今年は注文をお断りしなければならないこともありました。

園児たちの食べ比べ体験

そんなサンふじの収穫真っ盛りの時期に、息子が通う保育所の子どもたちが遊びにきてくれました。夫がりんごのお話をして、りんごジュースの飲み比べと、りんごの食べ比べをしてもらいました。

りんごは蜜が入っているもの、入りかけているもの、全然入っていないもの、3種類を食べ比べ。なかなか普段は体験することがない食べ比べや飲み比べを子どもたちが楽しんだ後、ひとり2個ずつりんごを収穫しました。

夫はもともと子育て支援施設で働いていたこともあってか、りんご狩りの案内がとても好評だったようで、園児も先生たちも楽しんでくれました。

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大活躍の夫でしたが、なんとそれからマイコプラズマ肺炎に罹患し、1週間以上の休養となってしまいました。

サンふじの収穫はパートさんたちと協力して無事に終了しました。私は久しぶりにりんご畑に出ましたが、やはり農作業は気持ちいい! みんなと協力して作業することも、とても楽しかったです。私ももっと畑に出なきゃいけないなと感じることもできました。

収穫を終えてからの発送作業は例年に比べて少し遅くなってしまいましたが、ほぼ発送も終わり、ほっとひと安心しているところです。

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身近なところで宿泊する楽しみを

12月になって宿泊は秋に比べて減ってしまいましたが、地元の友だち家族が2組一緒に泊まりにきてくれました。

車で30分もかからないところに住んでいる友だちだけど、子どもたち、旦那さんたちと一緒に焚き火を楽しんだり、今年最後の花火を楽しんだり、夕食と朝食をゆったり味わってくれて、私たち家族も一緒に楽しむことができました。

息子も同世代の子どもたちと一緒にはしゃいで、とても良い思い出ができました。こんな楽しみ方もいいな〜と改めて思えて、最近はほかの友だちにもおすすめしています。

すぐ帰れる距離でゆったりとした時間を過ごす。本当におすすめですので、ぜひ県内の方にも来てほしいですね。

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冬は薪ストーブが大活躍。火を眺めながらシードルと読書を楽しむというお客様もいらっしゃって、冬らしい素敵な過ごし方だなと思います。

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宿は寒くなると集客が難しくなりますが、冬らしい宿泊の提案もしていきたいなと思います。飯田は雪もあまり降りませんし、薪ストーブのおかげで室内はとても暖かくすごせますよ。

冬だからこその宿泊も楽しんでいただきたいなと思います。

この記事を書いた人

殿倉由起子さん

殿倉由起子さんは大学卒業後勤務した東京のホテルスタッフから転身して、子育てをしながらも地元の飯田市でぶなしめじとりんごを栽培する農業法人の経営者。農業のかたわら、野菜ソムリエプロの資格を持ち、夢だった農家民泊&カフェ「Cider Barn &more(サイダーバーン・アンドモア)」の運営も始まりました。

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