殿倉さんの農事録
[殿倉さんの農事録]

シナノリップの収穫が始まりました!

ついに、シナノリップの収穫がスタートしました!

シナノリップの収穫は8月初旬。まだまだりんごの少ない時期です。夏のりんごといえばサンつがるを思い浮かべる方が多いと思います。夏のりんごの定番であるサンつがるでさえ、収穫はお盆過ぎです。

シナノリップの良いところは、サンつがるなど、ほかの夏のりんごに比べて比較的日持ちしやすく、酸みと甘みのバランスが良いために、夏のりんごとは思えないほど味が良いのです。

弊社でも今年で6年目の収穫を迎えるのですが、今年は今まで以上にとても良いシナノリップができあがりました!

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炎天下での管理、そして収穫

この記事を書いている日の最高気温は37℃。りんごの収穫期とは思えない高温が続いている毎日です。我が家のシナノリップは6年目の収穫期を迎えましたが、はじめの頃は、この時期にこんなに高温になるなんて思いもしませんでした。

収穫も大変ですが、収穫前の管理作業も暑いなかで行うので大変です。

シナノリップの管理作業は、摘花からはじまり、摘果、そして鳥や虫にとても好まれる品種であるため、防鳥ネットをかけたり、夜はLEDライトで蛾が近寄らないように、といった作業も必要です。そして最後は葉摘することで、きれいにりんごに色がまわるようにしています。 

tonokura03-20240807防鳥ネット。人間も引っかかってしまうので作業時には気をつけています 

tonokura04-20240807夜はLEDライトをつけて蛾からりんごを守ります

そんな暑いなかの作業を終えて、最後の収穫時も気温の変化に気をつけながら、なるべく朝の早い時間帯に収穫を行います。

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初収穫は、長期滞在しているドイツ人のSilkeさんも手伝ってくれました。1時間も一緒に採ってくれて助かりました!暑いなかでも楽しんでくれたようです。

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息子の成長。シナノリップとともに

りんごが大好きな息子も数年前と比べて、だいぶ大きくなりました。りんごとともに息子の成長も感じています。

tonokura07-202408075年前の息子とシナノリップ

tonokura08-20240807現在の息子とシナノリップ 

英語の飛び交う宿。ここは飯田?

さて、農家民泊&カフェ「Cider Barn &more(サイダーバーン・アンドモア)」も、8月は予約がたくさん入っています。特に今年はお盆休みが取りやすいこともあり、連日満室です。

7月には、私のイギリスでの大学時代の香港人の友人や、香港に移住した義理の妹家族も泊まりに来てくれて、楽しい時間を過ごしました。アメリカから一時帰国していた友人家族も来て、そこにいる全員が英語を話している姿を見ていたら、「ここは飯田?」と思う時もありました。少しずつ増えてきた海外からのお客さまにも飯田の魅力を知ってもらいたいです!

これから、りんごの収穫も本格的にはじまります。上手に休みながら日々過ごしていけるよう心がけていきたいです。

この記事を書いた人

殿倉由起子さん

殿倉由起子さんは大学卒業後勤務した東京のホテルスタッフから転身して、子育てをしながらも地元の飯田市でぶなしめじとりんごを栽培する農業法人の経営者。農業のかたわら、野菜ソムリエプロの資格を持ち、夢だった農家民泊&カフェ「Cider Barn &more(サイダーバーン・アンドモア)」の運営も始まりました。

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