こんにちは。セルリーの平出です!
5月だというのに、もう真夏日が全国で観測され、野菜の生育だけでなく、人間もばててしまう気候です。皆さんも気をつけてください。
犬もぐったりです。
さて、本日は芽かきについてご紹介します。
農業には間引きや摘果など、周りのものや余分なものを取り除き、良いものを残すことで、結果収穫物を良くする手法があります。
例えば、白菜の間引きは、タネを2つ撒いて発芽したとき、芽を1つ取り除きます。りんごの摘果は、よい果実を残して、それ以外の果実は取り除きます。
このように、もったいない気はするのですが、最終的には効率的だったり、収量が上がったり、クオリティの高いものができるのが一般的です。
セルリーにおいては「芽かき」という作業があります。
セルリーは本体とは別の形をした脇芽と呼ばれるものが成長の過程でどうしても生えてきてしまいます。それを取り除き、栄養を本体にのみ行き渡らせる目的で行います。
これを行うとその後、目で見てわかるほどに成長します。
関連リンク:2021年記事「とてつもない時間と根気がいるセルリーの芽かきとは!?」
芽かき前のセルリー
セルリーの脇芽をこのように、すべて取り除いてしまいます。
芽かき後
取りすぎのように見えるかもしれないですが、これが大きく育つための秘策です。私も最初にやったとき「こんなに取ってしまって大丈夫か」と心配になりました。
芽かき後全体
ちなみに、取り除いた芽も食べられますが、捨ててしまうので一般流通しません。これを好んで食べている人は、なかなかのセルリーマニアですね。
やりすぎもダメ、やらなすぎもダメ、この感覚が、農業ではとても大事です。
育つ環境を整えるのが家庭菜園でも大事です。ぜひ参考にしてみてください!
今回はここまで、また次回の農事録でお会いしましょう!