平出さんの農事録
[平出さんの農事録]

ハウス栽培の最後にだけ味わえる、やわらかセルリー

こんにちは。セルリーの平出です!

原村はまさかの最低気温1℃を記録しました!

野菜室より寒いです……。この日はセルリーよりバケツの水の方が暖かかったです。

日中は15℃程度まで上がっているので、体調が悪くならないか心配です。みなさんもお気をつけください。

 

畑仕事は終盤、セルリーは残りわずか

さて、畑仕事もいよいよ終盤です。緑肥をすき込み、露地の畑には何も生えていません。

hiraide05-20221026シーズン終わりの畑

セルリーも残すところ、ハウスのこれだけです。

hiraide01-20221026ハウス残りのセルリー

育苗のハウスは、写真に撮りきれないくらい肥料を入れて、来年の準備が完了しております。

hiraide02-20221026育苗ハウス

まぁ春先には、また別の肥料を入れるのですが。

ロシア関連の世界情勢で、農家泣かせなぐらい肥料の値段が上がっていますね。来年が心配です。

hiraide03-20221026肥料の一部

今だけ味わえる、やわらかセルリー

気分を変えまして、今回は春と秋のハウス作型の秘密をお教えします。

セルリー通の方はご存知かも知れませんが、この時期のセルリーはやわらかく、生食に向いています。1016日〜11月中旬までの長野県産セルリーがそれにあたります。

セルリーは暑いときはかたく、寒くなるとやわらかくなります。

セルリー好きは、生で食べられる方が多く、「最後の出荷のやつだけ欲しい」とリクエストをいただくこともあります。もちろん、かたい食感が好きな人もいると思います。

露地ものとはちがう、ハウス栽培ならではの、そして今だけのセルリーをぜひ、ご賞味ください。

hiraide04-20221026セルリーアップ!

今回はここまで。また次回の農事録でお会いしましょう!

この記事を書いた人

平出悠太さん

日本最大級のセロリ産地原村。テレビ制作会社を退職した平出悠太さんは、この地で2015年に祖父のセロリ畑を継いで就農しました。母親も勤めをやめ、母子で4haのセロリを栽培しています。今では、ここでしか手に入らない種を育てるなどのチャレンジも。
趣味のサバイバルゲームは、たびたび千葉まで遠征するなど筋金入りです。

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