平出さんの農事録
[平出さんの農事録]

セルリーに欠かせないワラの回収

こんにちは。セルリーの平出です!

厳しい残暑が終わって一瞬で秋に入り、すっかり寒くなりましたね。あまりの寒暖差に久しぶりに風邪をひきました。みなさんもお気をつけください。

犬はおうちで暖かそうです…。

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さて、米の収穫が終われば、我々セルリー屋さんはワラの回収で大忙しです。

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ワラの回収は「ベーラー」と呼ばれる機械で行います。

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我が家のベーラーは「ロールベーラー」と呼ばれるもので、円柱の形にして集めるタイプです。ほかにも「ヘーベーラー」と呼ばれる四角柱の形になるものもあります。

このロールケーキのようなワラは、もしかしたら牧場なんかでお馴染みかもしれませんね。

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来年の分を、もうこの秋に手に入れているという寸法です。

自分たちの田んぼではとても足りず、わざわざワラを買いに、ほかの人の田んぼまで行って回収させていただいています。

これをどこに使うのかというと、そう、セルリーの通路に敷いているのです。

セルリー畑でのワラは主に泥除けとして使われます。
水を大量に使うので、セルリーに泥が跳ねかえってしまうからです。

また、保湿や地温を下げる役割も果たします。最後は堆肥になるので、土に混ぜます。
このような目的のために、ワラを通路に敷くことにしているのです。

今まで紹介してきませんでしたが、しれっと、すべての通路にワラが敷いてあります。気になる方は、ぜひ過去の記事で畑の写真を見てみてください。

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このように、いろんな農家同士で持ちつ持たれつやっているのが今の農業です。

もっとさまざまな人と協力していかなければ、今のような生産は段々できなくなってしまいます。

ぜひ、みなさまの知恵とお力をお貸しください!

では、今回はここまで。また次回の農事録でお会いしましょう!

この記事を書いた人

平出悠太さん

日本最大級のセロリ産地原村。テレビ制作会社を退職した平出悠太さんは、この地で2015年に祖父のセロリ畑を継いで就農しました。母親も勤めをやめ、母子で4haのセロリを栽培しています。今では、ここでしか手に入らない種を育てるなどのチャレンジも。
趣味のサバイバルゲームは、たびたび千葉まで遠征するなど筋金入りです。

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