大阪から長野県・飯田へ、アパレル業界から農業へ。2025年から本企画「農家さん日記」を執筆している田畑さんは、その経歴とあふれるバイタリティ、大阪出身らしい語り口で早くもファン急増中です!
8月に実施した田畑さんの夏野菜セットプレゼント企画の際、田畑さんへの質問を募集したところ、たくさんお寄せいただきました。なかでも多かった質問に、田畑さんがお答えします!
農業についてのQ&A
Q. アパレル女子から農業女子へ。背中を押したのは何?
A. アパレル女子と農業女子の間に、じつは幼児教材営業女子が入っており、これがはじめてのフルコミッション(完全歩合制)の仕事でした。
100万円の教材を1本売るか、100円の野菜を1万個売るか、どちらが楽しいだろう。そんなことを考えはじめ、どれだけ自社商品を好きでいれるか、やっぱり自分で育てた商品(野菜)を自分が一番語りたい。そんな思いでした(大真面目)。
Q. 就農以前の農業に対するイメージは?
A. しんどそ〜、大変そ〜、虫やばそう。できる限り長居せんと帰ろ〜(忙しそうだから)。
Q. 農業をやっていて一番うれしかったことは?
A. 毎日。今のところ。まだ3年目なので、あれですけれども。
種蒔いた(ワクワク)→芽が出た(ハッピー)→花咲いた(かわいい)→実がなった(感動)。失敗して悲しいときもある。このような流れで、いろんな感情に動かされます。

Q. 農業をやっていて一番大変なことは?
A. 夏の消毒…

Q. 農業をやっていて一番つらかったことは?
A. 家族とのすれ違い。
就農して2年。前職の経験も踏まえて自分なりのいろんな「やりたい」が出てきて、経営のためにいろいろな取捨選択をしていかなければならない時でした。
私たち16代目は何がしたいか。17代目をどうしていくのか。そのために何度も話し合い、みんなの目標を同じにして、前に進めるように軌道修正しています。
これは一番大変なこと、なのかもしれないなぁ〜。
Q. 虫嫌いは克服できますか?
A. 夏が終わり、秋になると、青虫を素手で触れるくらいにはなります。
ですが、冬の間は虫が現れない日常に慣れてくるので、春にはリセットされます。叫んでご近所さんが駆けつけます。ごめんなさい。
Q. 就農して新しい環境に慣れるため、努力したことは?
A. 夏は3時30分〜17時。冬は5時〜22時。作物によって勤務時間が変わるので、季節ごとにいったん慣れる行程を踏みます。
夏は、この時間でも意外と明るくなりはじめるので起きれるんだけど、冬はしんどい。
あとは仕事が終わった後にどうしても家事が立て込むので、昼の休憩1時間の間にお風呂洗い、洗濯もの畳み、米洗いをやっておくことを身につけました(͡° ͜ʖ ͡°)
Q. これから育ててみたい野菜や果物はありますか?
A. 正直なところ、ないです!(笑)
とうもろこし・さつまいも・市田柿。私のなかでこの3つが最強なんです。私にとっての「巨人・大鵬・卵焼き」ですね。
強いて言うなら、アスパラ好きなので、アスパラは育ててはみたいかな…。

Q. トラクターに乗る写真がありますが、農業に必要な資格は何ですか?
A. トラクターやユンボに乗るには「小型特殊」の免許が必要です(公道を走るために必要だとか)。
「農業士」という資格もあるそうで、ゆくゆく取りたいと思っています(はじめて聞いた時、消防士みたいでイケてるやんと思いました)。

家族との暮らしについてのQ&A
Q. スピード結婚のきっかけは?
A. 「コイツやー!!!!!!!」と思ったからです。

Q. ギーヴォ(義母)と仲良くする秘訣は?
A. 自分の気持ちに蓋をしないこと、な気がします。いいことも嫌なことも、全部隠さず伝えています(多分、ギーヴォは困ってるw)。
つい先日、確定申告を頼まれて帳簿をつけたのですが、客人用のお菓子をあまりにも買いすぎているので「これお母さんのお腹に入ってますよね?」とたずねたら「…ごめんなさい」と言われました。

Q. 四国八十八ヵ所を巡礼して見えたものは?
A. 因果応報、自業自得。いい意味でも悪い意味でも。自分の行動一つひとつが自分を作っていると、改めて思いました(何があってん)。

Q. 農業以外でハマっていることは?「推し」はいる?
A. これは夫婦の共通趣味ですが、観葉植物です! 夫は多肉のトゲトゲ、わたしは葉の大きな植物たち。植物って、もの言わんからかわいいんですよ。ある日突然枯れることもありますが。

そして、推しはSnowManの佐久間大介さんです! 同い年なんです。ダンスに引き込まれました…
Q. 健康のために気をつけていること、またはリフレッシュ方法は?
A. 早く寝ること!これに尽きます。19時30分に寝て、6時に起きることもあります。
寝ればすべてが解決します。心のモヤモヤも晴れ、解決方法を考えられるほどに脳がスッキリ。寝るって、ほんまになんなんやろ、と思います。最強やん。
Q. モチベーションを保つ秘訣は?
A. じつはね、柿や芋をパック詰めしていると、気が滅入ってくるんですよ…。同じことを一生くり返す感じに…
好きなラジオは聴き尽くしてしまい、モチベーション上がらず。そこで最近、試してみた方法は…
トラクターに乗る! 農業計画を立ててみる!
これが意外と効くんです。きれいにならされた畑を見ると気持ちスッキリ。そして、夏野菜を想像してワクワクすることでモチベーションの保持に成功しました。
また1からがんばろうって思えるんです。

長野県での暮らしについてのQ&A
Q. 夫の定年後に長野に移住したいのですが、寒さ対策はありますか?
A. 起きてすぐ寒いのが本当に嫌だったので、気密性の高い床暖房の家を建てました。
なんと快適! 現在、朝の5時で外は0℃ですが、家ではなんと半袖です。おかげで畑以外、どこにも出て行く気にはなれません(笑)。
あと、外ではアウターを重ね着していますよ。アウターonアウター。
Q. 長野の好きなところは? 南信州で良かったことは?
A. 圧倒的景色。前を向いたら南アルプス。後ろ向いたら中央アルプス。海はないけど川はある。こんな贅沢あります?!
あと、ご近所さんみんな優しすぎる。ギーヴォも優しすぎる。これはおそらく県民性。

Q. 長野で暮らして驚いたことは?
A. 全部です。全部。
大阪民からしたら、ここは、ほぼ外国。関西弁のイントネーションでは言葉が通じないことも多数。
移住当初「めっちゃ運転遅いやん」とハンドルをカチカチしていましたが、その冬に気づきました。
これは雪道を運転することの怖さを知っているがゆえの自分を守るため、そして誰も傷つけないための運転なんだ……と。
気づいた時、寒い土地で暮らす人たちの素晴らしさを知りました。

最後に、田畑さんから読者のみなさまへ
みなさま、たくさんのご質問、本当にありがとうございました♡
農業への質問が多いのかなって思ったんですが、私への質問が多くてびっくりですし、答えるのも、ものすごく楽しかったです(笑)。
みなさまからのコメントを、私も楽しみに拝見しております! これからも、ありのままを発信していきますので、ぜひ温かく見守ってください♡
(編集部より)
田畑さんに、質問にお答えいただきました。ここに載せられなかった質問もたくさんあります。お寄せいただいたみなさま、ありがとうございました。
職も住まいも、もはや360℃変わった!? 田畑さんの回答から、農業や長野での暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきます!
農業に向かう挑戦の日々と、息抜きや家族との過ごし方など、かなりリアルに(笑)お答えいただきました。
今回の企画で、読者と生産者の距離が縮まって、農産物を楽しむきっかけになったらうれしいです。引き続き、田畑優奈さんの「農家さん日記」を応援しましょう!