岩垂さんの農事録
[岩垂さんの農事録]

オレさまの安曇野 風雲 農事録 連載第17回

連載※長野県安曇野市三郷(みさと)地区で、農家家業をついでリンゴを作りはじめて6年目に突入した岩垂和明さん(41歳)が、幾多の押し寄せる誘惑や困難を乗り越えて時として風雲急を告げる月々の農事を綴ります。



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イ!
(こんちは!@ポルトガル語)

じめじめとした梅雨真っ最中の今日この頃、
みなさん、寝不足じゃありませんかぁ?

日本代表の活躍もあって
盛りあがっているFIFAワールドカップ。
かくいうオレも、
毎晩テレビにかじりついているわけですが、、、

なにせこの時期毎日摘果に忙しく、
かなりのお疲れモード。

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最近のりんご(シナノスイート)


ッカーを見ているつもりが
いつの間にやら睡魔に襲われ、
気付くとハーフタイム、
次に気付くと試合終了
なんてこともしばしば。。。(+_+)

まるで浜辺に波が打ち寄せるように、
少しでも気を抜くと遠くなっていく記憶が、
ブブゼラの音と歓声に引き戻される
という繰り返しを、
飽きもせず
毎晩続けているのでありました。(^_^;)

そんなワールドカップ、
1次リーグで日本戦以外で注目するゲームは、
やっぱりポルトガルvsブラジルですかね。
なんたって
ポルトガル語を母国語とする国同士の戦いですから・・・

えっ?

そこ注目するところじゃ無いですか? ^^;


て、

この記事は農事録、仕事の話をしましょう。(^^ゞ

先月に引き続き、今はひたすら摘果のシーズンです。

摘果は一般的に、3回に分けて行います。

まず、一房に数輪ついている果実をひとつにする「あら摘果」(一輪摘果)。2順目に、一輪にした中から更に間引いていく「仕上げ摘果」。そして最後に確認のために見て回る「見直し摘果」。

今は2順目、「仕上げ摘果」をしています。

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1順目に一輪にし忘れた枝。枝が重そうで木がかわいそう・・・

つもであればこの「仕上げ摘果」が終われば、その名の通りほぼ仕上がった状態になるのですが、今年はちょっと様子が違います。

というのも、

4月の終わりから5月の頭にかけて受けた凍霜害の影響が、ここに来てかなり見えて来ているからです。

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表面がゴツゴツして硬くなった状態(サビ)になっている果実

上の写真のように果面に問題のある果実や、形の悪い果実が多くみられるため、現段階ではいつもより多めに付けておき、もう少し大きくなって問題や形がはっきりしてから、良いものを残して摘果しなければなりません。

このため、今年の3順目は「見直し」ではなく、言わば「2回目の仕上げ摘果」。いつもより手間がかかりますが、仕方ないですね。(−−〆)

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摘果では結構大量に落としていくのである


ころで、

今年の敵は、凍霜害だけではないようです。

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ん?

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芝生に見えるこの穴は・・・

ネズミです。

某テーマパークでは人気者のネズミくんではありますが、我が園ではそうはいきません。<`ヘ´>

こいつらはりんごの根っこをかじってしまうので、何年もかけて育てたりんごの木が弱ってしまい、場合によっては枯れてしまうこともあるからです。

理由はわかりませんが、今年はこのネズミ達が大量に発生しているような・・・

やっぱ、遊休荒廃地が増えているからだろうか?


て、話は変わりますが、

先日畑でこんなもんを見つけました。

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おそらく鳥(モズ?)の忘れものでしょう。
食おうと思っていたのかな?
食べ物を粗末にしてはいけませんよ!


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お前は気をつけろよ


やっている2周目の摘果(「仕上げ摘果」)が終わるまでが、りんご農家にとって一番忙しい時期とも言えます。
この調子で行けば7月の頭ぐらいには終わるだろうか?

残りもう少し、がんばりますよ!

この農事録が公開されるころには、ワールドカップもベスト8が出そろっていることでしょう。はてさて、どこが勝ち残っているのだろうか? 日本代表は一体どうなっているんだろう??? まだしばらくの間、楽しみは尽きません。

みなさんも寝不足には気をつけましょう! ^^;

ということで、今月はこの辺で。

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チャウ(^_^)/~
(バイバイ(^_^)/~@ポルトガル語)



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● オレさまの安曇野 風雲 農事録 #16 - #1


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● I'm a farmer!(岩垂和明さんの個人ブログ)

この記事を書いた人

長野県安曇野市三郷(みさと)地区で、農家家業をついでリンゴを作りはじめて8年目となる岩垂和明さん(44歳)が、幾多の押し寄せる誘惑や困難を乗り越えて時として風雲急を告げる月々の農事を綴ります。

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