さて、
この記事は農事録、仕事の話をしましょう。(^^ゞ
先月に引き続き、今はひたすら摘果のシーズンです。
摘果は一般的に、3回に分けて行います。
まず、一房に数輪ついている果実をひとつにする「あら摘果」(一輪摘果)。2順目に、一輪にした中から更に間引いていく「仕上げ摘果」。そして最後に確認のために見て回る「見直し摘果」。
今は2順目、「仕上げ摘果」をしています。
1順目に一輪にし忘れた枝。枝が重そうで木がかわいそう・・・
いつもであればこの「仕上げ摘果」が終われば、その名の通りほぼ仕上がった状態になるのですが、今年はちょっと様子が違います。
4月の終わりから5月の頭にかけて受けた凍霜害の影響が、ここに来てかなり見えて来ているからです。
表面がゴツゴツして硬くなった状態(サビ)になっている果実
上の写真のように果面に問題のある果実や、形の悪い果実が多くみられるため、現段階ではいつもより多めに付けておき、もう少し大きくなって問題や形がはっきりしてから、良いものを残して摘果しなければなりません。
このため、今年の3順目は「見直し」ではなく、言わば「2回目の仕上げ摘果」。いつもより手間がかかりますが、仕方ないですね。(−−〆)
摘果では結構大量に落としていくのである
ところで、
今年の敵は、凍霜害だけではないようです。
芝生に見えるこの穴は・・・
某テーマパークでは人気者のネズミくんではありますが、我が園ではそうはいきません。<`ヘ´>
こいつらはりんごの根っこをかじってしまうので、何年もかけて育てたりんごの木が弱ってしまい、場合によっては枯れてしまうこともあるからです。
理由はわかりませんが、今年はこのネズミ達が大量に発生しているような・・・
やっぱ、遊休荒廃地が増えているからだろうか?
さて、話は変わりますが、
先日畑でこんなもんを見つけました。
おそらく鳥(モズ?)の忘れものでしょう。
食おうと思っていたのかな?
食べ物を粗末にしてはいけませんよ!
お前は気をつけろよ
今やっている2周目の摘果(「仕上げ摘果」)が終わるまでが、りんご農家にとって一番忙しい時期とも言えます。
この調子で行けば7月の頭ぐらいには終わるだろうか?
残りもう少し、がんばりますよ!
この農事録が公開されるころには、ワールドカップもベスト8が出そろっていることでしょう。はてさて、どこが勝ち残っているのだろうか? 日本代表は一体どうなっているんだろう??? まだしばらくの間、楽しみは尽きません。
みなさんも寝不足には気をつけましょう! ^^;
ということで、今月はこの辺で。
チャウ(^_^)/~
(バイバイ(^_^)/~@ポルトガル語)