キリンビール株式会社の人気のチューハイ「氷結®」シリーズに、2016年11月8日、またまた信州産の果物を使った期間限定の缶チューハイが登場します。 その名も「氷結®ストロング 巨峰〈期間限定〉」。350ml缶と500ml缶の2種類です(オープン価格)。 「氷結®」といえば、レモンやグレープフルーツなど、定番の果実に加え、国内の特産果実を使った商品が登場しています。 ちなみに、今年は栃木・とちおとめ(イチゴ)や、宮崎県・日向夏(ひゅうがなつ)、高知・文旦(ぶんたん)などが期間限定で発売されました。
今回、長野県産の果物が使われるのは、昨年のプルーンに次いで2種類目。フルーツ王国NAGANOらしい、第2弾「巨峰」が堂々の登場です。 発売日を前に、キリンビール株式会社マーケティング部で商品開発に携わる榑林未來(くればやし・みき)さん、キリンビールマーケティング株式会社長野支社営業部副部長の五味和彦さん、JA全農長野の生産販売部果実課の久保田浩貴さんに、「氷結®ストロング 巨峰〈期間限定〉」の特徴などを伺いました。
‐信州産の巨峰が使われるようになった経緯を教えてください。 榑林 全国的にも、長野県はブドウのイメージが強い地域です。巨峰はおいしいですし、出荷量は全国ナンバーワン。昨年販売した「プルーン」もきっかけとなって、今回の「巨峰」につながりました。 五味 昨年の「氷結® プルーン」も盛り上がりましたからね。 地元のみなさんにも多くご購入いただき、大好評でした。県内での売り上げも良く、通常の期間限定品の3倍にも上りました。 久保田 長野県と産地を表記していただくことで、自分が栽培・出荷した果実が商品で分かり、地元の生産者さんたちにも好評でした。 そして今回は信州産の巨峰。 長野県は、ブドウの生産量は山梨県に次ぐ全国2位ですが、巨峰は全国1位。栽培方法にもこだわりがあり、巨峰の色も味わいにも自信があります。
‐「キリン 氷結®ストロング 巨峰〈期間限定〉」のこだわりは、どんなところでしょうか? 榑林 果汁は、旬の時期に収穫した巨峰を絞って凍らせています。濃縮など一切しないストレート果汁ですから、ふくよかな甘さや、ジューシーさがあります。プルンとした果肉部分の味わいだけではなく、紫色の皮もあるような味わいを感じるような工夫をしています。 アルコール度数は9%と高めのストロング。 みずみずしい果汁の感じとしっかりした飲みごたえ、氷結®らしいスッキリした味わいを表現しました。 五味 缶を開けた瞬間のフレッシュな香りもいいですよ。
久保田 缶のデザインも斬新ですね。 巨峰といえば紫と緑といったイメージですが、金色が施された色彩は新鮮です。 榑林 緑や鮮やかな水色など、さまざまな案がありましたが、巨峰は「ブドウの王様」ということで、ゴールドを採用しています。 金箔をはり合わせた金屏風のような華やかなデザインになりました。 久保田 「巨峰」の名前の由来にも通じますね。「巨峰」は静岡県伊豆市の研究所で開発されたブドウです。その研究所の窓から見える日本の最高峰・富士山にあやかって「巨峰」になったそうです。ブドウの日本一、それが巨峰です。 榑林 商品開発の段階で味を確定するとき、複数人で試飲を重ねて味を決めていきます。商品によっては、好みが分かれることも多いのですが、この巨峰に関しては、ほぼ満場一致で味が確定しました。当社にとっても自信作の味わいです。 五味 味に厳しい人たちの審議の場ですから、そこで評価されたのは私もうれしいです。 私は長野支社に赴任して5年になりますが、長野県は本当に美味しいものが多いと実感しています。我々も商品を通して、長野県の良いものを全国に発信していきたいと思っています。 久保田 味が認められることは生産者さんたちの張り合いになります。全国で販売される「氷結®」という商品が出来ることで、生産者さん同士だけでなく、生産者さんと離れて住む子供さんたち家族との共通の話題になります。 全国一位の生産量を誇る巨峰ですが、巨峰に代わる品種の登場や生産者の高齢者などもあり、実は巨峰の生産量は減少傾向にあります。しかし「氷結®」になることで、また収量が増えるとうれしいですね。
‐おすすめの飲み方を教えてください。 榑林 最近は、甘いフレーバーのストロングの「氷結®」も人気ですから、巨峰も幅広い世代のみなさんに美味しく飲んでいただけると思います。 中でも30~40代のみなさんにはおすすめしたいですね。この世代は仕事にも子育てにも忙しい世代。ゆっくり飲むのは難しいかもしれませんが、ほどよい甘みとストロングらしいしっかりとした飲みごたえの「氷結®」で、「また明日も頑張ろう」とリフレッシュしていただけたらうれしいですね。 すっきりとした味わいは、どんな食事にも合いそうです。ワインほどの濃厚さはないですが、肉料理と一緒に食中酒にしても良いですし、みずみずしい果汁感があるので食後にひと息つきながら飲むのも良いと思います。 五味 甘すぎないので何でもあいそうですね。 信州人は議論好きと言われますから、長野のみなさんには、ぜひ語らいながら飲んでいただきたいですね。 糖類ゼロ、プリン体ゼロですから健康を気遣う方たちにも良いですね。 久保田 地元産の果実が使われ、缶にも「信州産」と表記されているのはうれしいですね。 榑林 産地が表記されていると、その地元のお客様に人気があります。ただ、数量に限りがありますので、お早目にお求めいただくことをおすすめします。 五味 12月中旬頃までの発売予定ですから、暮れのギフトにも最適です。全国発売ではありますが、産地から届けばまた違った味わいになると思います。 久保田 長野県にはおすすめしたい果実がたくさんあります。ぜひお願いします。
こちらは 2016.11.01 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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