りんごの色は何色?
信州特産のりんごは、早くはつがるから始まり、続いて秋映、シナノスイート、シナノゴールド、シナノドルチェなど次々に登場してきました。 そして今、サンふじの収穫が始まったとの便りも届いています。
さて、「りんごは何色?」と聞かれると、その答えは代表的なところで「赤色」、少数で「黄色」「緑色」でしょうか。でもこれはりんごの外観(皮)の話。りんごの実(果肉)の色はと言えばだれに聞いても「白」または「黄色」と答えるに違いありません。
ところがびっくり、どうやら「赤い果肉のりんご」が現われたようなのです。
長野県の北部に位置するJA中野市のりんご・もも部会で、赤肉系りんごの栽培に取り組んでいると聞き、中野市の吉家果樹園で行われた「赤肉りんご現地検討会」におじゃましてお話を伺いました。
このりんご畑で栽培されていた赤い果肉のりんごは、「なかの真紅」「ムーンルージュ」「炎舞(えんぶ)」「いろどり」「なかののきらめき」の5品種。赤色の果肉と言っても、桃色から濃紅色と品種によってさまざまです。
なかの真紅
外観は濃赤。果肉は桃色~赤色。酸味は弱いので甘く感じます。
ムーンルージュ
外観は黄色。果肉は桃色~赤色。酸味は弱く糖度が高い。シャリとして食味が良い。
炎舞
外観は濃赤。果肉は桃色。酸味は弱いので甘く感じます。
いろどり
外観は濃赤。果肉は濃紅色。酸味は弱いので甘く感じます。
なかののきらめき
外観は黄色。果肉は赤色。果肉が赤くなると外観はオレンジ色になる。5品種の中でいちばん酸味が強い。