新信州暦　ブドウのシーズン始まりました！

5月5日に立夏を迎え、黄金週間「華のゴールデンウィーク」も終わり、暑い真夏がじわりじわりと忍び寄ってきています。クールビズのサラリーマンはもちろん、朝晩の涼しい信州でも、短パン＆サンダル姿の方も多く見受けられるようになってきました。

大手旅行代理店の調査によると、今年のゴールデンウィ―クは、日並びの悪さや消費税増税による節約志向などの影響もあり、過去最高だった2013年にくらべ、国内旅行人数・海外旅行人数とも昨年より減少するも、総旅行人数は過去3番目に多い水準でした。また、「今」したいと思うものの上位1、2は「国内旅行 72.9％」「海外旅行 56.0％」との発表も。日本人の旅行好きに改めて感心する結果となりました。

さて、「○○な日」というものは365日必ずあると言われていますが、「今日、5月14日はなんの日？」と、早速調べてみると、出てきたのはなんと「温度計の日」でした！ 温度計（水銀温度計）の発明者であるドイツの物理学者ファーレンハイト（Fahrenheit, Gabriel Daniel、1686年〜1736年）の誕生日なんだとか。ちなみに明日5月15日は、「Ｊリーグの日」「ヨーグルトの日」、そして「マイコファジスト（菌食主義者）の日」です。エノキタケの効能に注目して作られた「信州発えのきヨーグルト」を食べるのにぴったりの日ですね。
毎日、「今日はなんの記念日なんだろう？」と意識してみるのも楽しいかも知れません。記念日を調べるときは日本記念日協会のサイトが便利ですよ。

農産物情報です。
待ちに待った「ブドウ」の出荷が始まりました！

長野県はブドウの生産量が全国で第2位。中でも、県内屈指のブドウ生産地であるＪＡ須高とＪＡ中野市はこのほど、「巨峰」と「ナガノパープル」などを市場へ出荷しました。ブドウといえば「秋」のイメージが強いと思いますが、近年の栽培技術の発展により、露地、冷蔵、二期作とつなぎ、現在のブドウは5月〜12月の長期出荷を実現しています。果物シーズンの先駆けとしてぜひ食べてみて下さいね。

県内各地で野菜の定植作業が始まっています。

ＪＡ長野県グループでは、未来を担う子供たちに食と農の大切さを伝えていくため、各地域で子供たちの農業体験を中心とした、様々な食農教育活動に取り組んでいます。その一環として、昨年度から新たに「ＪＡ長野県食農教育優良組織表彰」を創設。平成25年度はＪＡみなみ信州の竜丘支所川路事業所が、管内にある川路保育園との取り組みを評価され受賞しました。
同事業所は、定植や田植え、収穫、稲刈りまで、園児はもちろん保護者も関係者も全員で行っています。また、ＪＡ長野県グループが毎年行っている「国際協力田運動」にも積極的に参加しており、昨年度も川路保育園の子供たちと保護者たちが心を込めて作ったお米の一部をマリ共和国へ発送しました。
農業とは無縁のまま育っていく若者が増えていく中、次世代に食と農を伝える活動を続けることは大切ですね。

地域情報です。
桜は散ってしまいましたが、次々と旬の花が咲き誇り、県内各地で「花まつり」が行われています。暑すぎない今だからこそ、清々しい空気や風、光といった信州の自然を堪能しましょう。

◇遠照寺ぼたん祭り（伊那市）
【2014年5月下旬〜6月上旬】
遠照寺は「ぼたん寺」として有名で、境内には170種1,000株のぼたんが咲き誇ります。
問：遠照寺 0265-94-3799

◇浅間しゃくなげ公園まつり（御代田町）
【2014年5月18日（日）】
御代田町塩野の「真楽寺」に、昨年『しゃくなげ公園』ができました。辺り一面に咲き誇るしゃくなげを鑑賞しながら、御代田町の美味しい空気と楽しいイベントを堪能しましょう。
問：御代田町観光協会 0267-32-3111

◇御屋敷つつじ祭り（上田市）
【2014年5月18日（日）】
御屋敷公園は、真田氏が上田城を築城する以前に住んでいた館の跡で、ツツジの時期になると公園一帯が赤く染まります。祭り当日は、真田鉄砲隊の演武や和太鼓の披露などがあります。
問：真田地域自治センター産業観光課 0268-72-2204

[巻頭のカバー写真]
５月上旬に行われた佐久バルーンフェスティバル２０１４。およそ３０万人が来場し、大自然に囲まれた信州の青空を、４１機の色とりどりの熱気球がうめつくしました。

＊コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。