女性に人気のティーブランド「TEAtriCOⓇ(ティートリコ)」をご存知ですか?
同ブランドの人気商品「ティート(TeaEAT)」はドライフルーツがメインの食べられるフルーツティーです。
2022年4月にJAながのが同ブランドとコラボしてりんご「秋映」とぶどう「シャインマスカット」の食べられるフルーツティーを発売しました。
規格外農産物の新たな販路拡大へ
規格外農産物の活用やJAながのの加工品を充実させるため、2021年7月から商品の企画を始めました。
商品企画から携わったJAながの 営農部 販売企画課の田邊カレンさんに話をうかがいました
「当JAはりんごやもも、あんずなどの果物の産地です。春先の凍霜害など気候の影響で規格外となり、残念ながら廃棄せざるを得ない果物もあります。加工品として活用することで、生産者の収入を増やしたいという思いから企画が始まりました」(田邊さん、以下同)
子会社の「ながの農花」がドライフルーツを製造していることから、フルーツティーの商品を作ることになりました。
「主力の果物であるりんごとシャインマスカットで商品開発することにしました。りんごは長野県のオリジナル品種で、りんご三兄弟Ⓡの長男として知られている『秋映』を使っています」
2022年4月1日に秋映・シャインマスカットの2,000セットを販売し、1ヵ月ほどで完売。5月に追加で2,000セット製造しました。
1セット500円と手頃な価格で、軽くて賞味期限が1年と長いため、お土産などで人気のようです。
茶葉不使用!ノンカフェインのフルーツティー
ドライフルーツのみを使用したドライフルーツティーは、数種類のドライフルーツを配合することで、豊かな香りが広がり、口に含むと甘味と酸味を感じます。
フルーツティーの中身。左が「秋映」、右が「シャインマスカット」
茶葉不使用のためノンカフェイン。お子さんや妊婦の方でも安心して飲むことができます。
「おすすめの飲み方はホットです。一袋丸ごとカップに入れ、熱湯(120~130ml)を注ぎ、5分以上蒸らします。スプーンで軽く混ぜてからフルーツも一緒にお召し上がりください」
秋映の濃い赤色と甘酸っぱさを再現。ハートの飾りがポイント
ジューシーなシャインマスカットが丸ごとひと粒入り
芳醇な香りが広がる
飲んでみたところ、果物がゴロゴロと入っていて、カップ一杯でおなかがいっぱいに。大満足の「食べられるお茶」でした。
そのままドライフルーツとして食べたり、ヨーグルトなどにトッピングしてもおいしいです。
あんずやブルーベリーも開発予定です
今後は2022年産のあんずやブルーベリーで新商品の開発を行い、フルーツティーのラインナップを増やす予定です。
「フルーツティーの製造・販売によって、農産物の廃棄が少なくなり、生産者の支援やフードロスを削減して、SDGsに貢献できたらと思います」
おいしいフルーツティーを飲んでSDGsにも取り組めるなんていいですね。