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パプリカなら生でも食べられます

papu2.jpg乾燥させて粉にしたものが香辛料にもなるパプリカは、実は、赤・黄・オレンジなどのカラフルな色をしたベル型の大きなカラーピーマンのことです。緑ピーマンが完熟してから収穫するもので、肉厚でピーマン特有の青臭さや苦味が少なくて、甘味が多く、そのまま生でフルーツ感覚で食べられるのが特徴です。また、緑ピーマンに比べるとビタミンCやカロチンの含有量がはるかに多く、クセのなさと甘味はサラダや野菜ジュースなどにも向いているので、特に青ピーマン嫌いの方には、この「パプリカ」がお勧めなのです。

パプリカとは甘いトウガラシ
ウィキペディアというインターネットの百科事典によれば、そもそもパプリカ(ピーマン)とは、「ナス科の多年草である唐辛子(トウガラシ)の辛味を除いた品種。また、「唐辛子」を指すハンガリー語が転用された呼び名」で、「カラーピーマンや甘味唐辛子などとも呼ばれる」とあります。

一大産地であるハンガリーでは、そのまま唐辛子全般を意味しているそうなのですが、日本では肉厚の甘い品種のことを指して「パプリカ」と呼んでいます。パプリカの木は気候変化に強くて、世界中で育ちます。ただ良い香りに育つには暖かさが必要。原産は南アメリカ大陸ですが、いわゆるパプリカの品種を作り育ててきたのは欧州のハンガリーという国なのです。

長野県で育つパプリカ
papu5.jpg目を日本列島に移すと、長野県内では、JA信州うえだをはじめ、JA松本ハイランド、JAみなみ信州、JAあづみ、JAながのでこのパプリカが栽培されています。

県内で初めてパプリカの大規模な産地化に取り組んだJA信州うえだ管内の(有)信州うえだファーム(平成12年設立)を訪ねました。農業従事者の高齢化や担い手不足を背景に、増えている遊休ハウスの活用が目的でパプリカを導入したそうです。

生育の適温が25度前後といわれるパプリカですが、夏場の涼しい長野県の気候を利用して春先に定植し、今年は6月下旬から収穫がはじまりました。今年の出荷量は、5キロ箱で16000ケースの見込みで、11月頃まで続くと、青木・塩田地区を担当するリーダーの中沢武さんはいいます。

ハウスの中に入らせてもらうと、赤や黄色の大きなパプリカがたわわに(という表現でよいのか?)実っていました。とにかくつやつやで色鮮やか! ハウスの中の温度は35度(!)で管理されていて、それ以上になるとファンが回ります。温度管理に気を使うといってましたが、夏場のこの暑さの中での作業はホントに大変です(ふーっ暑!)。

papu6.jpgとにかくビタミンCが豊富
以前はオレンジ色のパプリカも作っていたのだそうですが、今は赤と黄だけ。気になる味はというと、どちらも甘いのですが、赤の方が甘味が強く、黄色は少し酸味があります。

また、新鮮なものは肉厚で果汁がたれるほどみずみずしいのです。糖度は8度と甘く、パプリカを1個半から2個程度(100g)食べれば、一日に必要なビタミンCの摂取量は楽々クリアできます。ビタミンCは、美肌効果が期待できるので、特に女性の方にとっては、夏場の必須ベジタブル間違いなし。香りも形もピーマンっぽくないから、子どものピーマン嫌い克服に強〜い味方です。

パプリカの食べ方はいろいろ。甘くて果肉がやわらかいので生食にもむいています。そのままカットしてサラダに。カロチンの吸収を高めたい場合は、油で炒めてどうぞ。通常、ビタミンCは、加熱すると壊れてしまうのですが、パプリカは果肉が厚いため、加熱してもビタミンCが破壊されにくいという特徴を持っています。

ジャムもあるしジュースも
パプリカを買うときは、全体の色が均一に濃く、表面に艶やかな張りのあるものを選びます。ヘタの部分の色も緑が鮮やかなものがよいとされ、切り口が茶色っぽく変色しているものは避けたほうが無難です。papu4.jpg(有)信州うえだファームのパプリカは、JA信州うえだの直売所 塩田東山観光農園・直販センター、道の駅青木などでお買い求めいただけます。特産のパプリカを使ったジャム(420円)や果汁(500円)もありますので、ぜひお試しを!

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