大豆ミートは、お肉のような大豆食品のこと。ここ数年、欧米では牛や豚のような食肉の代わりに植物由来の材料で作った代替肉を選ぶ人が増えており、日本でも徐々に注目されるようになっています。
大豆ミートは通常のお肉と比べて低カロリーかつ低脂肪なのでダイエット食のひとつとして活用されています。また、不足しがちな植物性たんぱく質を摂ることができ、さらに食物繊維や大豆イソフラボンなど多くの栄養素が入っているヘルシーな食品です。
JA中野市は生産量日本一を誇るエノキタケの可能性を広げるため、大豆ミートのつなぎにエノキタケを使用したハンバーグとメンチカツを2022年4月からJA中野市の農産物直売所「信州中野いきいき館」と「オランチェ」で販売しています。
大豆ミートは、ぼそぼそとした食感や大豆臭さから「あんまりおいしくない」と感じる人もいます。
しかし、みじん切りにしたエノキタケを入れると、エノキタケの「ぬめり」により、しっとりなめらかな食感になります。また、エノキタケの旨みにより大豆臭さはまったく気になりません。
ハンバーグは約23%(約18g)、メンチカツは約14%(約8.4g)のエノキタケが含まれており、食物繊維やビタミンB1など、エノキタケに豊富に含まれている栄養を摂ることができます。
いずれもヘルシーな食品であり、メンチカツは「えのたん」がプリントされたかわいい見た目もあって、直売所の人気商品です。
販売されている様子。冷凍食品なので冷凍コーナーにあります
ハンバーグの箱の中身。冷凍のハンバーグが6枚入っています
メンチカツの箱の中身。冷凍のメンチカツが6枚入っています
食べてみました!
ハンバーグはサラダ油をひいたフライパンで冷凍のまま焼き、メンチカツは冷凍のままプリント面を下にして油で揚げます。
下味がついているので味つけしなくてもおいしく食べられました
メンチカツ断面
ハンバーグ断面
しっとりなめらかな舌触りで、旨みたっぷりの味わいです。大豆ミートのぼそぼそした感じや大豆の味は一切しないので、言われないと大豆ミートだとは思いません。
冷めてもしっとりしたままで固くならないので、サンドイッチやお弁当にも使えそうです。エノキタケの可能性は無限大ですね。
ハンバーグを使った絶品ピタサンド
「いきいき館」のお惣菜コーナーではハンバーグが入ったピタサンドが土日限定で販売されています。
ピタサンドとは普通の食パンではなく、もちもちした食感と平たい形が特徴のピタパンを使用したサンドイッチです。
味は、ぼたんこしょう味噌とトマト味の2種類。
トマト味のピタサンドを食べてみましたが、エノキタケがたっぷり入ったラタトゥイユとジェノベーゼ味のエノキタケが入っていてハンバーグと相性抜群でした。写真ではわかりませんが、奥にたまごサラダが入っていて、とてもおいしかったです。
こちらは土日限定の人気商品。直売所にお越しの際はぜひチェックしてみてください。