大好きな梅。今年もきれいな花をありがとう！

全国的に桜前線の話題でもちきりの頃ですが、信州（特に長野市）では、梅が今まさに見頃を迎えています。特に日当たり良好の場所では、満開の梅の木がこれでもかとよい香りを漂わせています。

この季節、なぜか思い浮かぶのは･･･。
「東風吹かば　にほひをこせよ　梅花　主なしとて　春な忘るな」
訳：私がいなくなっても、春が来るたび忘れることなく、梅の木よ、かぐわしい花を咲かせておくれ

平安時代、菅原道真が朝廷内での政権争いに敗れ大宰府へ左遷される時に、こよなく大切にしてきた庭の梅の木との別れを惜しんで詠んだ歌です。梅は一夜のうちに大宰府まで飛んでいったといわれたことから「忠実」という花言葉もあるとか。出会いと別れの季節ですが、なんともインパクトのある梅のお話。

余談ですが、小学３年までの編集部員は「松組、竹組、梅組」というクラス分けの「梅組」出身。そのせいか梅への愛着が刷り込まれている気がします。
もともと中国で、松・竹・梅は「歳寒三友（さいかんのさんゆう）」といわれ、厳寒に耐えつつ年中緑色の松、すくすく真っ直ぐに成長する竹、百花に先んじて花を咲かせ豊かに香る梅への賛辞から、転じて困難にも耐えうる堅固な人にも喩えられたもの。クラス名もここから来たのでしょうか？ それとも日本で古くからの「松竹梅（しょうちくばい）」＝おめでたいもの、慶事の象徴としてでしょうか。
お重などの松･竹･梅ランクが思い浮かんでしまうこともありますが･･･（^^;）「よろこび～～の酒」が浮かんでしまうのは、あくまでも編集部員個人の感想です。

もちろん花をめでた後、漬物や梅酒にしてもおいしい梅の実が、「梅」を好きな理由であることも否めませんケドね(❃´◡`❃)（まちゃ）