果物

8月になったら長野のモモをよろしく

 

桃の絵各地で観測史上最高を記録している大雨により、農作物への被害も数多く出ております。入梅当初の空梅雨傾向はどこへやら。大雨から豪雨と名前が変わるほどの激しい雨は、梅雨明け後の出荷を楽しみに待っていた農家の皆さんに、お客さまのみなさんに、そしておいしくできあがって全国各地の食卓にのぼるために準備万端整えていた野菜や果物たちに、大きな影響をおよぼしています。そうした状況のなか、今回は果物たちの中でもひときわ青空を待ちわびている「モモ」に、スポットを当ててみることにしました。

長野のモモを忘れないでください
モモ、もも、桃・・・名前を呼んでいるだけで魅惑的な響きに囚われる人もきっと世の中には大勢いることでしょう。世に果物は数あれど、その名を冠して楽園と称される果物はまず他にはないはず。そう、古くは仙人が食したと言い伝えられ、今なお「桃源郷」にその名をとどろかせているのが「モモ」なのです。

「長野県の果物」といったら、まずはリンゴ、それからブドウを連想される人が多いかもしれません。このふたつともに、全国ランキング第2位に位置しているのですが、これに次いで多いのが、今回とりあげたモモ(全国第3位)と、日本ナシ(同4位)、洋ナシ(同2位)になります。

これら4大果樹の他、プルーン、ウメ、アンズ、カキ、サクランボ、ブルーベリーなどなど、長野県は豊富な果物に囲まれた「フルーツ王国」でもあります。例年ですと、梅雨の明ける7月後半からは、4大果樹のトップをきって「モモ」の出荷がはじまります。

長野県のモモは、主産県の中では出荷時期が遅く、ピークは8月。全国3位の生産量ですが、お盆以降のシェアは高く、広く全国に「長野のモモ」が出回っていきます。

モモのおいしい食べ方は、生で食べるときにポリ袋にいれるかラップをして冷蔵庫で1〜2時間冷やすことが肝心。よーく冷えたら食べる直前に表面の毛が取れる程度に軽く洗ってもらえばOKです。

また、モモの仲間であるネクタリンは全国第1位の生産量で7月〜9月までさまざまな品種がリレー販売されています。このネクタリン、モモの仲間ではあるけれど表面の毛がありません。ツルツルしたお肌で皮ごとガブッりと食べられます。モモと比べるとちょっとすっぱいネクタリンには、ビタミンCに加えてビタミンAも多く含まれているので、夏のお肌対策にもピッタリの果物です。

momo

長野のモモはがんばっている
モモがおいしくできあがるために欠かせない条件の第一は、「雨が少ないこと」。とりわけ収穫間際で雨が続くと、糖度がのりづらくなってきます。だからモモが口をきけば「梅雨なんか大嫌い」ときっと言うはず。青い空、輝く太陽が戻ってくる毎に、モモの美味しさはまたひとつあがっていくのです。

 

で、ここまで読んでいただくと、

「チョット待って。それじゃあ今年のモモは大雨で美味しくないんじゃないの?」

と心配顔をしている人がたくさんでてくるかもしれません。でもご心配なく。長野県の出荷が増えるのはこれから。そう、8月がピークなのです。収穫間際の雨が大敵なのとは対象に、収穫間際に青空が続くとグーンと美味しくなるのもモモなのです。

長かった梅雨もあと数日で終わり。この際、おいしい長野のモモを待ちわびているアナタ。天気予報に一喜一憂して生産者気分を味わってみるというのもいかがでしょうか?

テレビからは連日豪雨災害の映像がニュースで流れてきます。日本中に大きな爪痕をつけた大雨は長野県にも大きな傷跡を残しました。とりわけ収穫を間近に控えたモモは、ことのほか甚大な被害となりそうです。

しかし生産者はじめ関係者は、現在、被害を最小にすべく懸命に頑張っています。「楽しみに待っているお客様たちに、おいしいモモを届けたい」という思いを胸に頑張っているのです。

長野のモモをどうか応援してください!

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