サンタさんも食べたい「てんしのけーき」｜地域情報

クリスマスと言えば・・・。
あっという間に、そんな季節になりました。我家にも2人の娘がいますが、「サンタさん、何くれるかな？」と毎日ソワソワしている今日この頃です。
さて、クリスマスに必要なものと言えば、やはりケーキですよね。手作りの家庭も多いと思いますが、パティシエのケーキもいいな、という家庭もあるかと思います。様々なケーキ屋さんがありますが、今回は、素材にこだわった長野市のケーキ屋さんを紹介します。

「身土不二」をケーキに

「てんしのけーき」というケーキ屋さんです。
赤ちゃんからでも食べられるぐらい、安心で安全な素材を使うことにこだわったケーキ屋さんです。お店の方は「身土不二」（その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方）にこだわりたいとのことで、ケーキには、添加物・保存料・白砂糖は使用していません。

特徴のひとつが、砂糖ではなく「てんさい糖」を使用していることです。砂糖にあまり詳しくないので、調べてみました。

「てんさい」とは作物の名前で、「てん菜」と書きます。見た目は大根のようでいて、実はほうれん草と同じヒユ科（旧アカザ科）の作物。ほのかな甘さをもつ野菜で、これこそが「てんさい糖」の原料。大根のような白い根を細かく切って煮出すことで、糖分を抽出します。
ジャガイモや牛乳などと並ぶ北海道を代表する農畜産物のひとつで、日本の生産地は北海道だけです。
ひと口にお砂糖といっても、材料や製法の違いで、味わいや色、含まれる栄養素まで異なります。「てんさい糖」は、まろやかな甘さで、風味やコクがあり、さらに、天然のオリゴ糖まで含まれている、多彩な魅力をもつ砂糖なのです。（「てんさい糖ＨＰホクレン」より）

お店では、北海道産の琥珀色した「てんさい糖」を使用しています。素材本来の味を甘味によってごまかすことなく伝えられるとのことで、ケーキになった時どんな感じなのか、ワクワクします。

長野県の厳選素材を使っています

特徴のふたつめですが、当然、砂糖以外の素材にもこだわっています。長野県産小麦粉（信濃のめぐみ）、長野県浅科産の放し飼い卵、パティシエ自らが厳選した地元産を中心とした果物を使用しています。赤ちゃんでも安心して食べられるケーキを作るからこそ、素材にもこだわった姿勢がわかります。

当日店内にあった商品を紹介します。

一番人気！バランス良いチーズケーキ「ＮＹチーズケーキ」
上にのっているのは千曲市の自家製あんずジャム
　

チーズが苦手な方でもおいしい「ホワイトチョコとブルーベリーのチーズケーキ」
ブルーベリーも長野県産です
　

チョコレートをまっすぐ楽しみたい方へ「ガトーショコラ」
　

須坂市産洋梨を使用した「梨タルト」
　

信州りんごとアーモンドパウダーのチョコレートケーキ

おいしそうだったので、取材終了後自宅用に購入しました。チーズが苦手な娘が「もっと食べたい」と言うくらいのおいしさ。どのケーキも甘すぎないんです。もちろん大人でも食べやすく、本当においしかったです。何個でも食べれそう。

シフォンケーキ（プレーン・１７ｃｍホール）

取材当日は、はちみつとジンジャーのシフォンケーキが試食としてありました。ジンジャーの味を引き立てるような甘さ、そしてシフォンのふわふわ感、絶品でした。このシフォンケーキも素材にこだわりながら、多様な味を揃えています。「かぼちゃと胡桃」が一番人気。かぼちゃの甘みが引き立つのでお薦めとのこと。次に伺うときは、ぜひこれを購入したいと思いました。

家族みんなが笑顔になれるおいしさ

クリスマスケーキは、上記で紹介したケーキをベースに制作・販売されていました。大別すると、(1)ニューヨークチーズケーキ、(2)ガトーショコラ、(3)特製いちごタルト、(4)シフォンケーキの4種類。シフォンケーキはプレーン・バナナ、カシス、味噌＆カシューナッツ、にんじん＆ココナッツから選択できます。カシスは長野市川中島、にんじんは長野市、味噌は当然信州産とシフォンケーキの素材もこだわっています。また、生クリームも「全面・上面のみ・なし」から選択できます。我が家は、バナナのシフォンケーキを注文しました。誕生日やクリスマスにしかケーキを食べることはないので、とても楽しみです。