リンゴというと、お盆からお歳暮の時期とイメージする方が多いのではないでしょうか。 収穫時期はおおむね合っているのですが、2月に食べごろ(酸味が落ち着き食べやすくなる)をむかえる品種があります。
その名もピンクレディー。ピンと来た方、アイドルではなくてリンゴの話ですので、あしからず。
このリンゴ、西オーストラリア原産で、日本のどのリンゴとも食味が異なるように感じます。最近、ブラムリーやグラニースミスといった海外原産のリンゴが注目を集めていますが、どれも酸味の強い品種ですよね。
このピンクレディーも酸味が強い(収穫~12月は特に強い)のですが、甘味も強いのが特徴です。そして香りもよく、日本のリンゴと比べて果肉が硬く、果汁が少ないのです。外見は小ぶりで、赤みが強く、果皮が少し凸凹している場合があります。
欧米では「恋人たちのリンゴ」とされ、とても人気が高いのですが、日本では甘くてジューシーなリンゴに慣れているためか、ひと口食べてビックリされてしまう方もいらっしゃいます。このため、ピンクレディーのことを正しく知っていただき、こういうリンゴがお好みのお客さまの元にお届けできれば、という思いでこの記事を書かせていただいております。
サンふじやシナノスイートといった甘味を強く感じ、ジューシーなリンゴがお好みの方には、評価が低いリンゴです。しかし、酸味が強いリンゴが好きな方や「海外で食べておいしかった」というお客さまからは、ご好評をいただいております。
日本国内では、生産者も生産量もまだまだ少ないため、主産地の長野県を除いては店頭で見かける機会も少ないと思います。その個性ゆえ、好みが非常に分かれるので、初めてお試しいただく際は、なるべく少量の規格でご購入いただき、酸味が苦手だけど、食べてみたいという方は、収穫後酸味が徐々に少なくなりますので、食べやすくなる2月頃がおすすめです。
なお、普通のリンゴは好みにもよりますが、収穫した時が食べごろで、時間の経過とともに品質は低下していきますので、お求め後はお早めにお召し上がりください。
長野県北部では、JAタウン「全農長野 僕らはおいしい応援団」でもお馴染みの、マルヒ農場が栽培をしています。写真は収穫直前の11月末頃のものですが、整然と植えられたリンゴの樹に真っ赤なピンクレディーがたわわに実った様は圧巻です。
甘いだけの果物に飽きてしまった方や、サッパリとした酸味が好きな方はぜひお試しください。(ヤマグチ)
こちらは 2017.01.03 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
ヤマグチ
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