今回は、ファミリーでめいっぱい楽しめる県北部のスキー場をご紹介します。子ども向けの歩く歩道がある「こどもひろば」の入場券無料も驚きですが、"小学生以下はいつでもリフト券無料"など、何ともうれしいファミリー向けサービスが満載です。白銀が美しい冬の木島平を楽しんでみませんか。
木島平スキー場は、上信越道の豊田飯山インターチェンジから車で約30分で到着します。長野市の市街地からも１時間ほどで行くことができますが、インターを降りると驚くのは雪の量。雪深い北信州に来たなと実感させてくれます。道路の両端に雪の壁がありますが、こまめに除雪されていますので、雪道の運転が心配な方も問題ありません。橋を渡って少し山の方へ上がって行くと木島平スキー場が見えてきます。こどもひろばを楽しみたい方は、手前の駐車場に、そうでない方は、もう少し上ったところの駐車場を利用すると、すぐ近くにゲレンデがあって良いですよ。
ところで、北信州に入ると、道路の真ん中から水が噴き出しているのを見かけます。ご存知の方も多いかと思いますが、地下水を常時流すことで道路の雪を溶かすシステムになっています。地元の方の足元を見ると、冬用のブーツではなく長靴を履いている方が多いのも納得。近くのコンビニエンスストアーの駐車場でもぴゅーと水が出て雪が溶けていました。
豊富な湧水を利用して雪を溶かす
雪国だからこそ除雪はばっちり
今回は、こどもひろば近くの駐車場に駐車しました。ゲレンデは道を渡ればすぐそこで、何かと荷物の多い小さな子ども連れには助かります。
ゲレンデコースは、初級から上級まで楽しめる構成になっています。こどもひろばから伸びている第１０ペアリフトを利用すれば、初心者コースが楽しめます。第１０ペアリフト専用のリフト券も用意されているので、通常の１日券などよりかなりお得に楽しむことができるのもうれしいですね。
こどもひろばの下にはレストランも併設されていますので、外で遊ぶのに疲れたら、ストーブのある室内でゆっくり休むこともできます。
第１０ペアリフトにしか乗りませんでしたが、リフトに乗って少しすると左側にスキージャンプ台が見えるではありませんか！ 当日はちょうど大会を開催しているようで、ジャンプしている姿も見ることができました。リフトが動いているので、ジャンプ台全体は見ることができませんが、選手が急にジャンプ台から飛び出す様子を目撃するなど、貴重な体験ができました。
村内のすぐ近くには、馬曲温泉（まぐせおんせん）があります。スキーで冷えた体を温めるために、「望郷の湯（ぼうきょうのゆ）」に立ち寄りました。スキー場から少し山手の方へ上っていきますが、車ならすぐ着きます。こちらもなかなかの雪の量です。露天風呂は別の建物となっており、雪の壁の道を歩いて階段を下りていくとぽつんと脱衣所があり、その奥にお風呂がありました。今回は雪が降っていたため入るのを断念しましたが、ぜひ入ってみたいお風呂の一つ。少し熱めの内風呂で体を温めて、おすすめの地元産牛乳を使ったソフトクリームを食べて帰りました。名水を使ったそばなど食事メニューも豊富で、こちらで食事するのもよいかもしれません。
雪の壁を通り抜けて露天風呂へ
露天風呂入口。四季折々の景色が楽しめる
雪深い北信州ですが、湧水が豊富な木島平村では道路に雪があまりないので、積雪がある他の地域よりも運転しやすいという感想です。雪景色の木島平村は、何とも幻想的。ぜひ一度は訪れていただきたいスキー場と温泉です。
ゆーじ
関連記事
前のページ
