いやー、気がつけば、「アッ」という間に12月。妙に気ぜわしくなるのは、「師走」という言葉の持つ魔力なんでしょうか。
巷でははすっかりクリスマスムードも高まり、長野の街も、クリスマスのイルミネーションで華やかに彩られてきました。「そんなにバタバタしてないでよ。たまには、ゆっくりクリスマスムードに浸ってみたら?」という心の中の叫びに、ついつい耳を貸してしまいがちになる今日この頃ですが、イカン、イカン。毎週楽しみに読んでいただいている皆様に、なにか新しいニュース(?)をお伝えせねば! でも、既に頭の中は、いや、身も心も「クリスマス」という言葉にかなり奪われちゃっているしな〜・・・。
クリスマスに欠かせないもの
よしっ!この際だから、今回は「クリスマスには欠かせないモノ」について、ちょっとお伝えしましょうか。そう、『イチゴ』についてですよ〜。
12月のイチゴ・フィーバー
とにかく『ニッポン人はイチゴ好き』みたいですね。
実際、私が統計を取ってみた訳ではありませんが、「イチゴ嫌い」という人には滅多にお目にかかったことがありません。そのイチゴの価格が1年間で最も高くなる時期。それは、言わずと知れた12月です。
「イチゴが無ければケーキじゃない!」ということで、クリスマスケーキがドドーンと出てくる12月は1年で一番イチゴが高くなります。とはいっても、瞬間最大風速的にクリスマス・イブ前の1週間位のことなんですけれど。
実は長野県では、6月から11月まで所謂『夏秋期』にもイチゴを栽培しているんです。皆さん、知っていましたか、この事実を? 本来イチゴは、一度低温に一定期間遭遇しないと花が咲かない(つまり実がならない)特性があるのですが、世の中は広いもので、低温遭遇無しでもちゃんと実をつけてくれる品種があるんですよ。
イチゴは基本的に涼しいトコロが好きなので、夏の間の栽培には、信州の爽やかな気候がピッタリで、年々栽培が進んでいます。このイチゴ、9割方はケーキ専用に洋菓子店に納められる上に、実はお値段も少々(というか、かなり)お高め! なので、チョット馴染みは薄いんですけどね。
でも、そんな夏場よりも、やっぱり12月のイチゴはスゴイ! としか言いようのないフィーバーがもうすぐやって来るのです。ほら、耳を澄ましてみると唄まで聞こえてきますよ。『イ〜チゴ〜、イ〜チゴ〜、た〜っぷリ、イ〜チゴ〜』ってね。(アレ?間違えてましたっけ?)
冬春イチゴから秋冬春イチゴへ
ちょっと前までは、イチゴもクリスマス前、12月からチラホラとスーパーなどの店頭に並びはじめたものでした。