クルミを使った料理が名物
クルミのおいしいお店に行こう!
まずは、東御市を代表する観光スポット海野宿を訪れました。かつての宿場町を彷彿とさせる海野宿は、情緒あふれる街並みが魅力です。
クルミのおいしいお店 その1
信州海野宿の手打ち蕎麦屋「福嶋屋」
築120年を超える建物のそば屋「福嶋屋」では、地元産のクルミを使った「くるみおはぎ」が人気です。「くるみ醤油ダレ」と「くるみ大根おろし」の2つの味があり、例年12月に一年分のクルミを仕入れて、地元のクルミにこだわって提供しています。
くるみおはぎ(左から醤油ダレ、大根おろし)
「くるみ醤油ダレ」は、クルミのコクと香りが甘辛いタレによく合います。注文を受けてからすりおろす、「くるみの大根おろし」は、クルミと大根がマッチして、コクがあるのにさっぱりといただける、さわやかな味です。
創業者の矢嶋直さんとカシグルミ
この地域では、おはぎといえばくるみを使ったおはぎが定番で、あんこやきなこをまぶしたおはぎはほとんど食べないんだとか。明治時代、先代の祖母がお正月におはぎを作って近所にふるまったところ、くるみ大根おろしのおはぎが珍しくておいしいと評判になったそうです。福嶋屋は、平成6(1994)年に先代の矢嶋直(ただし)さんが開業しましたが、近所で評判の「くるみおはぎ」もお品書きに加えました。今も、先代の祖母が作った当時のレシピを守っているそうです。
クルミのおいしいお店 その2
くるみの里のくるみ菓子「御菓子 花岡」
地元で人気の菓子店「御菓子 花岡」には、クルミを使ったスイーツがたくさんあります。なんと、およそ半分の商品にクルミを使用しているそうです。さすが、クルミの一大産地にあるお菓子屋さんです。おススメの東御市産のクルミを使用したお菓子を教えていただきました。
クルミを使用した最中「くるみるく」は、クルミの形をした最中の中に、刻んだクルミ入りの餡が入っています。本物のクルミとおよそ同じサイズで、見た目にも可愛らしいです。
「くるみ大福」は柔らかいお餅の中に、刻んだクルミ入りの餡が入っていて、上にも大粒のクルミがのっています。シンプルに大福とクルミのおいしさを味わえます。くるみ大福は「購入した日に食べてください」という当日限りの商品です。
左から、「くるみるく」「くるみ大福」