なないろ農園
「安曇野のいちごがたっぷり入ったジェラート」
子どもたちに喜んでもらえるものを
2018年1月に「なないろ農園」を開業した山田太一さんも、JAあづみで夏秋いちごの栽培を学んだ若手生産者の一人です。山田さんは東京でIT系のサラリーマンをしていましたが、食に関する仕事をしたいという長年の思いを叶えるため、安曇野市で3年前に就農しました。「家族に喜んでもらえるものを作りたい」と第一に家族のことを考え、お子さんたちが喜んで食べられる果実を検討していたところ、夏秋いちごを紹介されたのが栽培のきっかけとなりました。
朝摘みでおいしい夏〜秋のいちご
山田さんが栽培するのは「すずあかね」という品種で、ハウス10棟分、6400本の苗を育てています。夏秋いちごはその名のとおり、夏と秋に食べることができるいちごのことで、3月の下旬~4月上旬にかけて苗を定植して、6月から収穫が始まります。収穫最盛期の7・8月には、早朝の5時から収穫をはじめるのだとか。というのも、いちごは気温が上がってくると果肉がやわらかくなり収穫しづらくなるため、早朝や夕方の涼しいときに収穫を行います。また、日中では窓を開けていてもハウス内は40℃を超えるため、パートさんの手も借りながら午前中に収穫をし終えます。
規格外のいちごでジェラート屋さんとコラボ
栽培の中でどうしても出てしまう規格外のいちご。パートさんに配ったりしていたそうですが、それでもさばききれなくなってしまい、泣く泣く捨てることもあったそう。食べ物を捨てるのはいいものではないと心苦しく思っていたところに、なないろ農園のいちごに興味をもったジェラート屋さんからオリジナルのジェラートを作ってみないかとお誘いがあり、規格外のいちごを使った6次産業化が始まりました。
いちご70%!生産者だからできる贅沢スイーツ
いちご農家が作るジェラートだから贅沢にと、果汁・果肉の割合を70%にしました。一般的なジェラートが10~15%なので、70%がいかに高いかということがわかります。また、いちご本来の味を楽しんでもらいたいと、着色料や香料は一切使用せず、舌触りにもこだわりました。ひとくち食べるといちごの甘酸っぱさとタネのつぶつぶ感が楽しめるジェラートになっています。果実をふんだんに使ったジェラートですが、気軽に買えるようにと値段は300円台におさえています。
なないろ農園は「食卓に彩りと笑顔を」をモットーに栽培をしています。山田さんだけでなく共に働くパートさんとも共有して同じ思いで取り組んでいます。「食卓の中になないろ農園のいちごが並ぶことによって、明日生きる活力、生きる手助けにれればいいなと思っています」と山田さんは言います。まさに『安曇野のいちごがたっぷり入ったジェラート』は、「夕飯後のジェラートが待ってるから、今日も一日頑張ろう!」そう思えるジェラートです。
ジェラートは1つ380円(税込)、練乳入りは390円(税込)で、下記の店舗で販売中です。
なないろ農園ではギフトセットの通販も販売予定です。詳しくは、なないろ農園Webサイトをご覧下さい。
■ジェラート販売店舗
なないろ農園の直売所
長野県安曇野市三郷明盛2738
安曇野スイス村ハイジの里
長野県安曇野市豊科南穂高5566-1
TEL 0263-87-0812
三郷サラダ市
長野県安曇野市三郷温5896-2
TEL 0263-76-4066